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Born Conduction Houseができるまで
東京で昼も夜も関係なく働いてきた私たち夫婦が、そんな理想像を描き始めたのは 2002 年の 2 月ごろ。

しかし、東京で働くこと以外は考えられなかったので、最短距離で東京にアクセスできる場所ということは外せなかった。最終的に候補として残ったのは、東京まで新幹線で一時間とちょっとの軽井沢という地。
ここで暮してみたい!そう思い始めてからは、週末になると普段乗りなれない車を運転して軽井沢へ向かった。毎週のように通っているうちに、これまで観光気分で眺めていた街のイメージがどんどん変わっていく。

ここは、街ではなく町であること。
軽井沢と言っても東京と比べたらずっと田舎であることに気づかされた。
「住む」ということを年頭において考えていくと、エリアは自ずと絞られてくる。

定住するのであれば管理費を払う別荘地である必要はないのでは?
見晴らしの良い傾斜地はどうだろう?
この道路、雪が積もったり凍結したら走れるだろうか。
水道は町営の方がいいのかな?駅までは何分かかる?
この辺りは夏の渋滞を回避する裏道があるのかな?

理想と現実の土地選びに 3 ヶ月をかけ、昨年 5 月にやっと私たち夫婦の求めていた理想的な土地に出会うことができた。
そこは南に開け、別荘地と住宅地の中間に位置するエリアで、300 坪以上があたりまえの軽井沢では小ぶりな 150 坪の土地。
土地といっても現状は落葉松が 20 本以上もある鬱蒼とした雑木林。しかし、この土地が自分たちのものになったことは想像以上に嬉しく、暇をみては草むしりだけをしに行ったりしていた。
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