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<title>Born Conduction Life in 軽井沢</title>
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<copyright>Copyright (c) 2010, Yuuko</copyright>
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<title>生の花　一際美しく</title>
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<issued>2010-03-12T12:02:48Z</issued>
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<summary type="text/plain">今日も沢山の雪に囲まれているが、朝からポカポカ陽気に恵まれ、窓を開けて思い切り深...</summary>
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<![CDATA[<p>今日も沢山の雪に囲まれているが、朝からポカポカ陽気に恵まれ、窓を開けて思い切り深呼吸をした。こんな日は、人を誘ってどこかへ出掛けたくなる。ご近所さんに声をかけて、ランチに行くのもいいだろう。玄関のチャイムを押して現れた奥さんの唇には、既にピンク色の口紅がさしてあった。先約があったことに気づいた私は、「こんど○○へランチにでも...」と話題を変えた。すると奥さんは、「見て見て！」と玄関の先を指差した。そこには、ガラスの花器に春らしい花が。珍しい八重のチューリップにスイートピー、生き生きとした葉もののアレンジだ。「今まで自分はドライフラワーが好きだと思っていたが、こうして生の花を飾ってみると、その美しさに圧倒されてしまうわね。」</p>

<p>生の花、生花を飾るようになると、相手が生き物だからなのか？ピンと背筋が伸びる毎日になる。水を入れ替えたり、終わった花をつまんだり、その度に花の表情を自然とうかがうようになるのだ。”暮らしの中に心地よい緊張感が生まれる”そう言ってもいいかもしれない。</p>

<p><img alt="10.03.03.胡蝶蘭と曲げものを生ける.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.03.03.胡蝶蘭と曲げものを生ける.jpg" width="520" height="234" /></p>

<p>食事を囲むテーブルは胡蝶蘭で華やかに。</p>

<p><img alt="10.03.14.南国の草花を生ける.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.03.14.南国の草花を生ける.jpg" width="520" height="279" /></p>

<p>借景と薪ストーブの炎を愉しむための、大きくて低いテーブルには南国の草花を飾って。季節の対極にある植物たちにエネルギーをもらう。</p>

<p>地面が再び厚い雪に覆われたことで、いま、生き生きと咲く鮮やかな切り花は一際魅力的な存在となった。日常が瑞々しい野の花に囲まれるようになると、ドライフラワーの魅力は復活だ。素朴で温かみがあって、これもまた暮らしの一部に相応しい。<br />
</p>]]>

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<title>雪と氷の危険なロータリー</title>
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<modified>2010-03-12T12:34:03Z</modified>
<issued>2010-03-11T11:01:45Z</issued>
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<summary type="text/plain">昨日の夕方、南の島から帰宅する旦那さんを迎えに駅まで車を走らせた。国道の両端には...</summary>
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<![CDATA[<p>昨日の夕方、南の島から帰宅する旦那さんを迎えに駅まで車を走らせた。国道の両端には雪の塊がせせりだし、歩道にも雪は積まれたまま。限れらたアスファルトの上を、帰宅途中の学生が歩いていた。靴は既に雪まみれだが、気にしている様子はない。我が家の庭と同様に、今回の雪は行き場がないようだ。軽井沢で、今日のような光景はそうそう見れるものではない。紛れもなく、大雪だった。</p>

<p>軽井沢駅の南口へ向かうと、アウトレットの飲食街は若者でいっぱいだった。もう、春休みに入っているのだろう。ロータリーに入って、私は路面の悪さに驚いてしまった！四駆を運転しているが、それでも簡単に足をとられるような、ひどさ。これほど多くの人でごった返しているというのに、果たして除雪がされたのかどうか？を疑う。降り積もった雪が車や人に踏まれた後の、ぐずぐずのプールが広がっていたのだ。</p>

<p>時刻は4時過ぎ、この時間でも影のない豊かな日差しに照らされるのだから、春が確実に近づいてきた証拠だ。駅から下りてくる旦那さんを見つける。すると、私の車の前をベビーカーを引いた若い夫婦が通り過ぎていった。実際には、ベビーカーを引くことは困難で、旦那さんがずっと持ち上げて子供を運んでいたのだが...。見ていた私は、「これが、本当に観光地の玄関なのか！」と心の底から悲しくなってしまった。</p>

<p>除雪がなされないのは（あるいは、除雪が遅れるのは）、南口に限ったことではない。北口だって、いつでも除雪の痕跡が見えない”氷”の張りようだ。ふたつのロータリーが、常に雪と氷に閉ざされるのは何故なのか。曲がりくねった車道に除雪車が入らないとか、車が絶えないからとか、そんな理由なのだろうか？ならば国道と同じように、（安全のためなら）塩化カルシウムを撒く手だってある。これほど危険な新幹線の止まる駅は、きっとない。恥ずかしいことだ。</p>

<p>真冬の新幹線通勤の核心は、駐車場から駅までの”歩きの時間”だろう。ここがいつもツルツルに凍っているから、滑り止めのついた靴でないと東京へ行けないという人は多い。送り迎えがある場合でも、駅から一歩出て”車に乗り込むまで”が核心となる。定住者でさえ、凍った路面には冷や汗が出るもの。観光で訪れる人にとっては、間違いなく恐怖だ。</p>

<p>今頃、昨日見たあの雪のプールはどんな姿をしているのだろうか。昼間は3℃まで上がったが、町を一夜にして雪国に変えた積雪である。今夜は－5℃まで冷える予報。凍らないはずはない。</p>]]>

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<title>今朝の雪掻きは重労働</title>
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<modified>2010-03-12T12:38:54Z</modified>
<issued>2010-03-10T04:13:53Z</issued>
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<![CDATA[<p>発達した低気圧の影響で、軽井沢も大雪の洗礼を受けた。昨日の午後から降りだした雪は、今が三月であることを忘れさせる、見事なザ・パウダー！このまま気温が氷点下を保ってくれたなら、明日は絶好のスキー日和になるはずだと少しだけ期待をしてベッドに潜りこんだのだが、明け方の4時に目覚めて外の様子を見ると、それどころではなかった。積雪はゆうに30センチを超え、停めてある車もすっぽり雪の中。デッキと庭の境目さえ曖昧である。雲は厚く、この時間にしては暗い空。外灯に照らされた雪は水分を含んで、キラキラと光る春の雪に変わっていた。残念！</p>

<p>薪ストーブに薪を二本足して再び眠りについたのも束の間、こんどはキツツキが薪を突く音で目が覚めた。暖かな朝である。ブラインドをスライドさせて、外の様子を見てギョッとした。「今日はスキーどころではない。まずは、家の周りの雪を何とかしないと...」車高の低い車は脱出することさえ困難な、軽井沢の感覚でいう”大雪（40センチくらい）”が降り積もっていたのだ。</p>

<p>今日はしっかりとした朝食を摂る必要がありそうだ。一杯のお茶で一息ついたら、ジャケットと長靴姿でデッキへ出る。雪を掻いてみると、これが嫌になるほどの重さ！湿りきった巨大な布団を、少しずつ解きながら落としてゆく、そんな作業の連続になった。やわな雪掻き棒なら簡単に折れてしまう、そんな雪の力をも感じた。日本海側に降る雪は、いつもこのようなものなのだろうか？ならば雪掻きとは、冬の間の立派な労働のひとつと認識しなければいけない。デッキの雪下ろしに30分、車と駐車スペースに30分、私道は、まず車が通れるように掻いていく。最初は、どうしてこんなに汗が噴き出すのだろう？と思ったが、今回の雪には降参だ。さすがの私も、体力的に、これで限界。雪の行き場も、見つからない。あとは空模様と相談して決めていこう。</p>

<p><img alt="10.03.10.大雪　湿った布団のような　.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.03.10.大雪　湿った布団のような　.jpg" width="520" height="265" /></p>

<p>午後の一瞬、雲間から太陽が姿を見せた。一面の雪で真っ白なキャンバスが出来上がっているから、眩しさは倍増、日差しも熱く太陽の威力を見せつけられる感じだ。デッキの表面で水に姿を変えた雪が、こんどは”青空を映しこむミラー”となったのも僅か数分間のこと。高地の日差しは強いものだ。水は瞬く間に蒸発し、水の姿を長くは留めない。</p>

<p><img alt="10.03.10.青空を映しこむ水のミラー.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.03.10.青空を映しこむ水のミラー.jpg" width="520" height="264" /></p>

<p>湿って重みを増した雪の布団は、屋根の上にも。いったい、重さは何トンくらいになるのだろう。水の塊が、こうして寛いでいる間も頭上に乗っていると考えると、ゾッとしてしまう。</p>]]>

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<title>誰よりも早く　垣根のない猫</title>
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<modified>2010-03-10T06:25:42Z</modified>
<issued>2010-03-07T23:49:51Z</issued>
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<summary type="text/plain">薄っすらと粉雪の舞い降りた朝、玄関の扉を開けると猫の足跡があった。通い猫のトラオ...</summary>
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<![CDATA[<p>薄っすらと粉雪の舞い降りた朝、玄関の扉を開けると猫の足跡があった。通い猫のトラオだ。</p>

<p><img alt="10.03.08.誰よりも早い　猫.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.03.08.誰よりも早い　猫.jpg" width="520" height="259" /></p>

<p>雄猫にとって縄張りを守ることは、天気にも左右されない大切な日課なのだろう。我が家のデッキも、庭も、車も、気づけば彼の所有するモノになっていた。だから、不用意に他の猫や動物は近づかない。許されているのは、ガールフレンドくらい。たぶん。</p>

<p>こうして、猫や鳥や動物たちが垣根を感じることなく暮らせる環境は、やってみてつくづくいいものだと思う。目には見えないけれど、テリトリーというものは現に存在しているし、存在できるものだとわかったから。地面も空も、繋がっていることを実感する暮らしは真新しいことでなく、大昔からあるもの。毎日が、大らかな気持ちになれる。<br />
</p>]]>

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<title>雪融け水の流れる</title>
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<modified>2010-03-05T11:10:56Z</modified>
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今日は、昨日の雲り空からは想像できないような、スッキリとした青空と穏やかな日...</summary>
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<dc:subject>日記</dc:subject>
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<![CDATA[<p><img alt="10.03.03.湯川公園から浅間山を望む.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.03.03.湯川公園から浅間山を望む.jpg" width="520" height="246" /></p>

<p>今日は、昨日の雲り空からは想像できないような、スッキリとした青空と穏やかな日差しに包まれた。雛祭りに相応しい陽気である。空は青いといっても、それは間違いなく春のもの。浅間山とのコントラストに”春”を見る。山肌は原始的な黒々さを増して、根雪は僅かにあるだけ。裾野に目を凝らすと、木々のふさふさした感じが見てとれた。山が生きていることを証明するかのように。</p>

<p><img alt="10.03.03.雪融けで勢いのある湯川.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.03.03.雪融けで勢いのある湯川.jpg" width="520" height="246" /></p>

<p>湯川は、この町の大動脈のようなものだろうか。冬の間は静寂を保つこの川も、この陽気で雪融けが進み、息を吹き返したよう。川の周りは落葉樹と枯草ばかりの冬景色そのものだが、流れには勢いがあり、ごうごうという音も耳に届いてくる。この水がやがて地表を潤し、芽吹きを後押ししていくのだ。</p>

<p>この冬を振り返ると、東京でも雪日が5日以上あったりと、全国的に冬本来の寒さを実感した年になったと思う。冬という季節が完全に春へと移行したわけではないのに、既に冬を過去形にしているなんて...。きっと、周期的に訪れる小春日和が、気分をすっかり春にしてしまうのだ。いけない、いけない。この地の木々が安心して芽吹くにはまだまだ時間が必要で、雪の日だって、－10℃近い冷え込みだってあるのだから。</p>

<p>三寒四温を繰り返す3月の天気は時に荒々しく、上空には”ジェット気流”が舞い込むこともあるそうだ。今日は一足早く春を味わえた一日だったが、明日は再び冷たい空気が流れ込んで雪が降るかもしれないという。</p>

<p>庭からツグミの姿が消えていることと、天気の移り変わりに因果関係はあるのだろうか。彼らのような冬鳥がシベリアの森へ帰郷する日は、空に高速道路が敷かれる、こんな瞬間なのかもしれない。そう思うと、風を読んで、風に乗って...命を紡ぐ旅を続ける野生の生き物に気づかされることは多い。</p>]]>

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<title>雲の切れ間から　浅間山</title>
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<modified>2010-03-02T09:26:33Z</modified>
<issued>2010-03-02T07:52:03Z</issued>
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<summary type="text/plain">雪に覆われてた庭に石垣に、”苔”が姿を現した。何ヶ月ぶりかに見る青さは新鮮だ。こ...</summary>
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<![CDATA[<p>雪に覆われてた庭に石垣に、”苔”が姿を現した。何ヶ月ぶりかに見る青さは新鮮だ。この時期にしては気温の高い日が続き、氷点下にならない夜が何日も続いている。そうして、長い間凍りついていた土の地面が、いよいよ”解凍の瞬間”を迎えた。いやらしいほどにぬかるむ地面、霧にけぶる日中、外気温は6、7℃あるというのに室内は真冬より肌寒い。例年より二週間ほど早い、春を前にした現象だ。</p>

<p><img alt="10.03.02.雲の切れ間から浅間山.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.03.02.雲の切れ間から浅間山.jpg" width="520" height="189" /></p>

<p>佐久市から自宅へ戻る途中で、重く垂れこんだ雲の間から、浅間山とそれに連なる山々が垣間見えた。標高の高い軽井沢は、山の裾野の一部にあるといつも思う。数十分のうちに山を下りて隣町に入った途端に、予想を遥かに超える明るさや暖かさに迎えられ。山を上って帰路につけば冬、雪や氷に再び包まれてゆくのだ。季節を行ったり来たりする不思議な体験が、日常の延長線に存在している。</p>

<p>今日という日は、山を下りていっても隣町と変わり映えしない眺めが視界に広がる。すれ違う車がライトを煌々と点けているのは、この先に濃い霧が待っているサイン。霧というものは、厳冬期には出ない。厳しい冬は終わった。</p>]]>

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<title>春の到来を予感させる　雪</title>
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<modified>2010-03-02T09:24:35Z</modified>
<issued>2010-02-28T05:12:17Z</issued>
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<created>2010-02-28T05:12:17Z</created>
<summary type="text/plain">未明に降った雪は、春の到来を予感させるものだった。木々全体にうまーく着雪した眩い...</summary>
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<email>yuko_his@abox4.so-net.ne.jp</email>
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<![CDATA[<p>未明に降った雪は、春の到来を予感させるものだった。木々全体にうまーく着雪した眩いほどの白銀の風景は、午前中いっぱいもつかどうか？</p>

<p><img alt="10.02.28.春の雪.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.02.28.春の雪.jpg" width="520" height="220" /></p>

<p>午後になって一面を照らしはじめた日差しは、幸せを感じてしまうほど穏やかなもの。テーブルに飾った花に光を当てるこの日差しが、冬を春へと誘うことは明らかだ。</p>

<p><img alt="10.02,28.雪を融かす　この日差し.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.02,28.雪を融かす　この日差し.jpg" width="520" height="245" /></p>

<p>さっきまで静まりかえっていた雪はどこへ。激しい水音とともに、地面を乾いた空気を潤してゆく。</p>

<p><img alt="10.02.28.消えてゆく　雪.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.02.28.消えてゆく　雪.jpg" width="520" height="245" /><br />
</p>]]>

</content>
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<title>故郷とは？東京の春一番</title>
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<modified>2010-03-02T09:30:09Z</modified>
<issued>2010-02-25T05:51:16Z</issued>
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<created>2010-02-25T05:51:16Z</created>
<summary type="text/plain">叔母と最後の別れをしてから、落ち込んでいる母の傍で3日間を過ごした。日ごろ、実家...</summary>
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<dc:subject>日記</dc:subject>
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<![CDATA[<p>叔母と最後の別れをしてから、落ち込んでいる母の傍で3日間を過ごした。日ごろ、実家に行ってもほとんど泊まらずにトンボ帰りをする私にしては、珍しいことだ。実家であることに変わりはないのだが、私が過ごした建物ではないので、のんびりしようにも気分が落ち着かない。どうやっても、”お客様”にしかならないのだ。</p>

<p>故郷は土地や風景にあると思ってきたが、歳月とともに姿を変えた場合は別だ。故郷が故郷であり続けるためには、”家”という建物が何世代にも渡って存在し続ける必要があるのかもしれない。そういう意味では、私が20歳まで過ごした家は理想的だった。何世代にも渡って同じ住まいで暮らしが営まれてきたことは、子供の目にも歴然。遠方から遊びに来る伯父さんや叔母さん、その上の親戚たちが過ごしてきたのも、この家。だから、家とは現時点で末裔にある自分だけのものではない、みんなのものなのだと、知らず知らずのうちに叩き込まれていたような気がする。核家族化が進む現代に於いて、そこに身を置かなければ決してわからない、大家族という貴重な経験をさせてもらっていたのだ。</p>

<p>家を後にする朝、母は「なんだか、落ち着かなかったんじゃなあい？」と声をかけてくれた。やはり母親、しっかり気付いていたのだ。一昨日より昨日、昨日より今日と、訪れたばかりの春は穏やかさや麗らかさを増して、日々自信をつけてゆくようだ。今日は、シャツ一枚でも充分な陽気（気温は20℃くらい）。そこへ、ふわりと風が吹いた。風は、まだ花や新緑の香りこそ連れだっていないけれど、紛れもなく今年の”春一番”。</p>

<p>今日は、軽井沢であっても暖房が要らないほど温かな夜になるだろう。<br />
真冬の緊張感から解かれる日は近い。</p>]]>

</content>
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<title>桃の花のような人</title>
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<modified>2010-02-21T05:22:27Z</modified>
<issued>2010-02-19T05:11:28Z</issued>
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<created>2010-02-19T05:11:28Z</created>
<summary type="text/plain">朝の7時、携帯電話が鳴る。こんな時間に家の電話でなく携帯にかかってくるなんて、嫌...</summary>
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<email>yuko_his@abox4.so-net.ne.jp</email>
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<dc:subject>日記</dc:subject>
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<![CDATA[<p>朝の7時、携帯電話が鳴る。こんな時間に家の電話でなく携帯にかかってくるなんて、嫌な予感がした。しかも相手は父である。心臓病を患っていた母の妹が亡くなったという訃報だった。まだ60歳にもなっていなかったと思う。早すぎる死である。</p>

<p>彼女は、私にとっては叔母にあたる。いま思い起こせば、親戚の中では気さくで親しみやすい、年齢を超えて話ができるような特別な存在だった。いつだったか、「若い頃は洋服のパタンナーをしていたのよ！」と言っていたのを思い出した。歳を重ねても「いつも、オシャレだなー。」と感じ入ってしまう人は、きっとしっかりと磨いたベースがあるのだろうと思う。そんな母親を持った娘は、ごく自然とアパレルの世界へ入っていった。</p>

<p>今日は風もなく、とても穏やかな一日。落葉松の奥に見えている空の色が、日を追うごとに劇的に変わってきたことに気づく。春は、確かな足取りで近づいているのだ。テーブルに飾った蕾の桃が、日差しを浴びてぐんぐん花開いてゆくのを見守るように眺めていると、「あぁ、この子も嬉しいのだな」と思えて仕方がない。冬から春へ移ろうことは、やはり特別なことなのかもしれない。</p>

<p><img alt="10.02.18.春の日差しと桃の花.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.02.18.春の日差しと桃の花.jpg" width="520" height="262" /></p>

<p>梅でもない、桜でもない、春咲く花に彼女を例えるなら、“桃の花”のような人ではなかったか。<br />
ご冥福をお祈りします。<br />
</p>]]>

</content>
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<title>雨氷の煌めき　絶景広がる</title>
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<modified>2010-02-17T09:02:32Z</modified>
<issued>2010-02-14T02:31:25Z</issued>
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<created>2010-02-14T02:31:25Z</created>
<summary type="text/plain">雨氷した景色が4日目を迎えた朝、待ちに待った青空が広がった！雨氷という珍しい現象...</summary>
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<name>Yuuko</name>

<email>yuko_his@abox4.so-net.ne.jp</email>
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<dc:subject>日記</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://www.bornconduction.com/blog/life/">
<![CDATA[<p>雨氷した景色が4日目を迎えた朝、待ちに待った青空が広がった！雨氷という珍しい現象が光に照らされたら、どんなに綺麗だろうと思ってきたので、嬉しさはひとしお。</p>

<p><img alt="10.02.14.青空に雨氷した落葉松が輝く.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.02.14.青空に雨氷した落葉松が輝く.jpg" width="520" height="263" /></p>

<p>車を運転していると、目の前に白銀の裾野が広がった。雨氷した木々に雪が張り付いて、霧氷とはまた違った、圧巻の景色だ。右手には、同じく白銀の離山が見える。写真を撮れないことが、残念。</p>

<p>今日この町にいる人、また、この町を偶然訪れた人は幸運の持ち主だ。暮らしていても、そうそうお目にかかれる眺めではないから...。寒い日だが、小さな子供を抱いて外へ出ているお母さんやお婆ちゃんも多かったように思う。子供の目に焼き付けておきたい！それくらいに綺麗と誰もが思ったのだろう。</p>

<p>昨日の夕方、デッキの薪棚には雨氷のにょろにょろが出来ていた。楓の枝に近づいてみると、枝ごとすっぽり氷の中！その上に、ごく薄らと繊細な雪が乗っていた。</p>

<p><img alt="10.02.13.薪棚の雨氷.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.02.13.薪棚の雨氷.jpg" width="520" height="235" /></p>

<p><img alt="10.02.13.雨氷した玄関前の楓.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.02.13.雨氷した玄関前の楓.jpg" width="520" height="255" /></p>

<p>これらの集合体が、今日の芸術のような眺めをくれたのだ。自然って、本当にすごい！</p>]]>

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<title>雨氷の美　雨氷の怖さ</title>
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<modified>2010-02-15T09:22:01Z</modified>
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<![CDATA[<p>昨夜は最終の新幹線に揺られて、23:20に軽井沢へ戻ってきた。駅舎を出て私たちを迎えてくれたのは、季節外れの、この時間には珍しいまとまった”雨”だった。真夜中の軽井沢は運転していても暗いもの。真冬なら、なおさらである。それが、今日のような雨の日はどこかの”街”へ迷い込んだかのように、信号というネオンが路面に輝く。</p>

<p>駐車場に預けておいた車に乗りこんで、驚いた！ガラスというガラスが、見たこともない状態で凍りついていたのだ。雨の滴が、気温の低下によって徐々に氷に姿を変えていく間の、浴室用の波打った曇りガラスのようなもので、車内から外はまったく見えない状態。運転することを阻んでいるようだ。「これは、しばらくアイドリングだね～。」と、久しぶりにラジオをON。暫くしてサイドのガラスを開けてみたら、この通り。見事な氷のフィルムが出来ていた。</p>

<p><img alt="10.02.10.この時期の雨は怖い　車のガラス.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.02.10.この時期の雨は怖い　車のガラス.jpg" width="520" height="277" /></p>

<p>自宅に戻ると、雨は霙に変わっていた。シャリシャリシャリ...空からは、神秘的なBGMが降り注ぐ。ヘッドライドに照らされた木々の枝はキラキラと輝いて。水滴が、そのまま凍りついてしまったようだ。このような現象を”雨氷”と呼ぶ。10年に一度くらいの頻度で起こっているようだ。</p>

<p><img alt="10.02.11.雨氷.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.02.11.雨氷.jpg" width="520" height="210" /></p>

<p>夕方、デッキへ出てみると、木々はすっぽりと氷の膜に覆われていた。遠目には花が咲いたように神秘的な眺めだが、この時期の鳥たちにとっては、なんとも冷たい仕打ちではないだろうか。樹皮に隠れている虫ごと氷柱に閉じ込められてしまっては、歯が立たない。季節外れの雨で、昨日と今日は土の地面が顔を出してくれたからよかったものの、再び雪に覆われたなら、餌探しはより困難になる。</p>

<p>電気をもらいながら走る電車にとっても、タイヤで走る車にとっても、この雨氷が呼び寄せる危険は侮れない。明日は一気に冷え込むというし、恐怖の朝となりそうだ。</p>]]>

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<title>チョコレートハウスに住む</title>
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<modified>2010-02-17T08:26:24Z</modified>
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<![CDATA[<p>完成したばかりの（旦那さんの）友人宅は、自称　”チョコレートハウス”。航空写真でその姿が”板チョコ”に見えることから、ご夫婦が自然と呼ぶようになったと聞く。初めてのお宅で開催されるホームパーティは、何よりの楽しみ。「差し入れは何にしよう？」「いい天気になりますように...。」「さて、どんな衣装で行こう？」準備している間から、パーティというイベントはしっかりと始まっているのですね。旦那さんが始めたテリーヌ作りも、どうやらこの日が晴れ舞台になるらしく...。お手製テリーヌとローヌの赤を持って、お邪魔します！</p>

<p>東京方面は気温が20度まで上がるというので、思い切って春の装いで出掛けた。羽織っている布が”薄く、軽い”というだけで、足取りはこれほど軽くなるのかと思いながら...。最寄りの駅に到着すると、ご主人が愛車のミニでお出迎え。昨年の晩秋に我が家にいらした時とは色が違っている。なんでも、最近になって乗り換えたばかりなのだとか。たぶん、今日の日に合わせてくれたのではないかな？</p>

<p>板チョコのようだと聞いていたので、茶色い建物と思い込んでいたら、清潔感のあるシルバーと紺色の、ミニと同じような素敵な配色でびっくり。ご夫婦は玄関先から恐縮して「狭いので...」を連発しているが、狭いという印象はない。むしろ、無駄のない美しさに惚れ惚れしてしまう。建物の間口は2.7mしかないというが、言われてもピンとこない感じだ。ちなみに我が家は倍の5.4mである。それでも、作っている最中は「狭い」と思われてきたのだ。空間とは、平面では決して計りきれないものなのだ。</p>

<p>1Fは広いエントランスから、2Fへ続く階段とバス・寝室。2Fにリビングキッチンと、将来の為の子供部屋。光を取り込むための傾斜天井と、おまけのロフトが設けられていた。家具や小物に統一感があって、サイズも空間にちょうどよいものばかり。だからなのだろう、どこにいても”風”を感じる心地よさがあった。ご夫婦はまだ30代の前半！これからが楽しみである。</p>

<p>旦那さんがキッチンを借りて、豚フィレ肉と金時芋のテリーヌをカット。断面の仕上がりはこの時はじめて知ることになる。緊張しながらナイフを入れてみたら、なかなか綺麗。味も素人とは思えぬ出来栄えで、大人8人も大満足。ワインがすすむ一皿となった。</p>

<p><img alt="10.02.09.テリーヌの断面は.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.02.09.テリーヌの断面は.jpg" width="520" height="259" /></p>

<p>次回のホームパーティは、きっと、いや絶対に、”春”になるだろう。都会に住む者、海の見える丘に住む者、山に暮らす者...様々な選択を経て実現された暮らしは、訪れる者に新たな発見をくれる。「どこでも行くよ！」が合言葉。持ち寄りパーティは、料理の腕を上げる近道でもある。手作りの”美味しい”を味わえる仲って、素晴らしい。</p>

<p><img alt="10.02.08.豚フィレ肉と金時芋のテリーヌ.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.02.08.豚フィレ肉と金時芋のテリーヌ.jpg" width="520" height="282" /></p>

<p>素材ごとに下ごしらえを施して、テリーヌ型に詰めているところ。この後、湯煎にかけたオーヴンで熱を加え、重しをして冷やし固めていった。前日のことである。</p>]]>

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<title>高山村は豪雪地帯だった！</title>
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<modified>2010-02-12T10:31:01Z</modified>
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<![CDATA[<p>ギリギリまで天気図とにらめっこして、決めた。今日は一か八かの懸けになるが、YAMABOKUへ行こうと。</p>

<p>あとで。</p>]]>

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<title>一夜にして　おとぎの国</title>
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<modified>2010-02-12T10:26:53Z</modified>
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<![CDATA[<p>昨日の夕方から降り始めた雪は、日付が変わる頃まで降り続いた。春のような景色から一転、今朝の軽井沢は30cm近い雪に包まれた、”おとぎの国”である。降り始めは湿り気のある雪だったので、木々の枝にうまーく着雪している。根雪の消えた屋根は、ふたたび雪のコートを纏った。それも、今回はかなり厚手のコートだ。車も、この通り。</p>

<p><img alt="10.02.02.積雪30センチ.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.02.02.積雪30センチ.jpg" width="520" height="250" /></p>

<p>鳥たちの餌台は、まるでシフォンケーキ！雪の重みで、少し傾いているのがかわいい。時刻は7:30をまわって、やっと西の薪棚が朝日に照らされる。雪の白と、冬の青空と、薪の断面の茶色。この三色の組み合わせは、いつ見ても美しいと感じてしまう。誰もが美しいと思える色の取り合わせが、きっと自然界にはあるのだろう。</p>

<p><img alt="10.02.02.雪の重みに傾く餌台.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.02.02.雪の重みに傾く餌台.jpg" width="520" height="252" /></p>

<p>デッキに張り出すようにと植えた楓。綿飴のように軽く儚い雪が、小鳥の足のような小さな枝と枝の間に、かろうじて乗っていることが不思議でならない。風よ、まだ。いつものように吹きはじめることは承知しているけれど、もう少しだけ、この偶然を見ていたい。</p>

<p><img alt="10.02.02.雪は綿飴のよう.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.02.02.雪は綿飴のよう.jpg" width="520" height="308" /></p>]]>

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<title>たまには、コケます</title>
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<modified>2010-02-03T09:44:36Z</modified>
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<summary type="text/plain">日中は春のような暖かさで、この一週間は雪の降る気配もなかった。近くの山へ行っても...</summary>
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<![CDATA[<p>日中は春のような暖かさで、この一週間は雪の降る気配もなかった。近くの山へ行っても、ベストコンディションになっていないことは明らかだ。それでも、この時期はスキーを履いて白銀と戯れたい気持ちでいっぱい。「困ったものだな～」と二人で口を揃えながら、向かった先は湯の丸高原。圧雪されたゲレンデではなく、池の平湿原までを歩くことが目的だ。明け方は冷え込んだが、日中の気温上昇が気になるところ。軽井沢で6℃くらいというから、標高の高い北面でないと、雪はたちまち腐る。</p>

<p>6番リフトを上がりきったところから、いつもの林道歩きをはじめる。ここは標高2000メートルを超えていて、さすがに空気が冷たい。スキーにシールを着けるのは、ほぼ一年ぶり。テクテク...そんな表現がぴったりなスキー歩き。湯の丸高原には天然の落葉松林があり、霧氷した日などは絶景が広がる。<br />
「今日は、難しいだろうな...」と半ば諦めていたが、案の定　霧氷はしていなかった。しばらく雪の降った気配もなく、スキーやスノーシューのトレースがそのまま残っている。</p>

<p>池の平湿原を見下ろす高台までハイクアップして、南面の斜面を滑ってみようか。気温がぐんぐん上がってきているのがわかる。斜面を覆う雪の状態は、モナカのような感じ。苦手意識も手伝って、久しぶりに派手に転んでしまう。スキーは、転ばなければ楽しいことでいっぱいのまま終わるスポーツだと思う。しかし、雪深い中で何とか起き上がろうともがいていると、「こんなに体力を消耗するスポーツは、他にあるのか...」と思えてくる。背中にザックを背負っていれば、なおさら。だから、上手になる必要があるのだ。どんな斜面も、コケずに滑り下りる技術が、必要。</p>

<p><img alt="10.01.31.湯の丸高原　池の平.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.01.31.湯の丸高原　池の平.jpg" width="520" height="180" /></p>

<p>山スキーの場合は、ゲレンデと違って”滑ったら上り返す”ことが求められるから、シールを着けて外しての繰り返し。正直、「面倒だなぁ。」と思ってしまう時もある。でも、歩き始めてすぐに、大自然の中に身をおいていることが嬉しくてたまらなくなる。今日は年老いた落葉松の林。この樹たちは、植林するための樹の母である。光を浴びた雪面は、カットに秀でたダイヤモンドのように輝いている。その上には、ウサギやテン、キツネなどの小動物の足跡が数え切れないほどあり、彼らの息づかいが聞こえてきそう。姿が見えないことが不思議なくらいだ。</p>

<p><img alt="10.01.31.天然の落葉松林を散策.jpg" src="http://www.bornconduction.com/blog/life/archives/images/10.01.31.天然の落葉松林を散策.jpg" width="520" height="265" /></p>

<p>軽井沢に移住したての2002年、仮住まいをしていたログハウスの周りにはウサギや鹿の姿があった。家が完成した同じ年の冬の日、庭にウサギの足跡を見つけて嬉しくなったことを、ふと思い出した。</p>

<p><br />
</p>]]>

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