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Born Conduction Life in 軽井沢

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2010年04月14日

春へ

10.04.12.桜が散る.jpg

全国的に初夏の陽気となった昨日。東京・千鳥が淵では既に桜が散り、東北地方には桜の開花宣言が流れはじめている。それでも、まだこの地は春をじっと待つ身だ。庭のあちこちに姿を見せるフキノトウの鮮烈な苦みに舌鼓を打ったのは、たしか先月のことだった。もしかすると、「今年はこのまま春になるかもしれない、こんな年もあるのだろう。」期待をしてそんな風に思った時もあったが、季節は戻ることが多く、雪も何度か降った。今ではようやくすべての雪が融けて、落葉樹の林には地面までさんさんと日差しが届いている。芽吹きの準備を無理なく進める、ベストな環境が整った。

そんな乾いた落ち葉の中を散策していていたら、ふと”晩秋”の成熟した眺めが思い出された。あれから、もう半年の月日が流れたことになる。

昨日の軽井沢は22℃という、ちょっと信じがたい陽気になった。庭の草花も慌てている様子で、急に冬芽を膨ませた木もある。早春の黄色い花、アブラチャンの木の根元から空を仰ぐと、我が家のシンボルツリーであるニレケヤキがぐんぐん成長していた。ニレケヤキだけを見ていたら、きっと気づかずに過ぎていった、冬の間の成長具合。自然界でも、お隣さんが教えてくれることは意外と多い。

10.04.14.ニレケヤキとアブラチャンの花.jpg

落ち葉の絨毯から、ムクムクと姿を現したのはクリスマスローズの花。この花、別名”雪起こし”とも言って、可憐な割に強い。

10.04.14.”雪起こし”が咲いた.jpg

そして、和洋のキッチンハーブたち。三ツ葉にわけぎ、紫蘇、エゴマ、イタリアンパセリ、パセリ...。料理の仕上げにパパッと外に出て、食べ頃になった葉っぱを少しだけいただくなら、これくらいの自植えで充分。この冬は寒さが厳しく、-20℃近い日もあった。それでも、こんなに元気に緑の葉を広げはじめている!

物言わぬ植物は、生き物の真の姿なのだと感じずにはいられない。だから、ヒトも当然 自然からパワーをもらう。植物が背中をポンと押してくれるのが、春という季節なのだと思う。私は春に生を受けた。だから、なおさら、そう感じるのかもしれないけれど...。

10.04.14.小さなハーブたち.jpg

日本人の平均身長が伸びてゆくのは、食生活とか労働の変化だと言われているけれど、私はそれだけではないような気がして。北欧の人は日照時間の少ない中で日差しを求めた結果、ノッポさんになっているわけだし、リビングの奥に置いた観葉植物を見れば、こちらも”日”を求めて背を伸ばしている。建物の中で過ごす時間が増えて、いつしか人も日照不足に陥っているのは確か。気持ちの良い季節、晴れた日はぜひ外へ!

posted:2010年04月14日 09:58

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