« 青空と雨氷 氷の鎧を脱ぐ時 | to Top | ”京の土”をあじわう午後 »
2010年03月27日
50日ぶりのお酒
窓辺に背を向けて本を読んでいると、熱いくらいの日差しを浴びる。晴れ間もあるし、外は春の麗らかな空気に包まれているに違いない。そう思い、今日は公園でランチでも食べようとバッグにハーブティを入れて外へ出た。薄手のコートをあっさり通り抜ける冷たい空気は、紛れもなく冬のもの。空の色はだいぶ春めいてきたが、今日の軽井沢は冬だった。
歩き出してまもなく、あまりに薄着で出てきたことを後悔したが、「まぁ、こんな早とちりもあるさ。」と気持ちを切り替えた。この数ヶ月間、どれほどの寒さの中で暮らしてきただろう。それに比べたら、今の寒さ(3℃)など楽勝なはずだ。「浅間山は雲に隠れて見えないのかな?」と思い目を凝らすと、何処にも行くはずはない、ちゃっかりそこに居座っていた。厚く雪化粧をして、稜線が雲と同化していたのだ。
公園でのランチをやめて、散歩がてらの買い物に変更。自宅に戻って足を止めると、体を動かしたことで心地よい疲労感に包まれた。しかし、自分で思っているより冷えていたようだ。リビングはTシャツで過ごせるくらいに暑く感じられ、冷たい飲み物を思わず一杯。「しまったーッ!」と思ったが、咳が出ることもなく喉を通過していった。2月から患っていた喉が快方に向かっている、それが嬉しかった。
今夜は快気祝いをしてもいいだろうと思った。お酒を飲むのは、実に50日ぶりだ。地下の天然セラーへ足が向かうのも、かれこれ2ヶ月はたっているだろう。キッチン・ドランカーがいとも簡単にアルコールを断つなんて、まったく信じられないことが起きていたのだ。昨年の冬からすっかりお気に入りになっている、ベルジュラックのやや甘口の白は、女性の多いホームパーティで評判の良かったもののひとつ。寝かせておいた一本を手に取り、日があるうちに栓を抜いた。ボルドーより遥かにリーズブルなのに、華やかな香りと厚みのある味わいは、セミヨン・ソーヴィニヨン ブラン・ミュスカデルから。ヨーロッパでは、三ツ星レストランのテーブルワインになることも多いと聞くが、頷ける。

やっぱり私は、お酒の中でワインが一番好きなのかもしれない。健康って、素晴らしいことですね!
posted:2010年03月27日 16:33



