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Born Conduction Life in 軽井沢

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2009年07月02日

七十二候 半夏生づの5日間

09.07.05.大内宿で見た 半夏生.jpg

車を運転していると、木の幹に絡みついた白い葉を目にする機会の多い、今日この頃。これが、半夏生(はんげしょう)という名の植物だと知ったのは、信州を旅した二十代はじめだったと思う。しかし、”半夏”そのものがテンナンショウとよく似た”カラスビシャク”のことと知ったのは、ごく最近。いやはや、なかなか難しい。

軽井沢を降りていくと、信州の米どころ 佐久平である。ここには見渡す限りの空と水田が広がり、田植えを終えてからすくすくと育つ稲穂が風に揺れている。そうして思う。日本の夏を象徴する清々しい風景は、この”梅雨”という天からの恵みによってあるのだと。一年のうちで、とても大切な節目の時期なのだとも。昔の人は、農作業の手順をよりわかりやすくするために、既にある(二十四の)暦をアジェンダのようにさらに細分化していた。それが、七十二候である。今日から7月7日(七夕)までの5日間を、七十二候では”半夏生づ”の期間といい、その目安がカラスビシャクの花が咲く頃なのだ。今までは白い葉ばかりに気を取られてきたが、今年からはカラスヒジャクをなんとか探してみたいと思う。

同じ日本と言っても南北に長く、地域によって季節の訪れは様々。だが、昔から農作業は7月2日までに一旦終えるのが良しとされてきたようである。関西では”水田の稲が蛸のようにしっかりと根をはるように”との願いをこめて、7月2日に蛸を食べる習慣もあると聞く。七夕の前は、日本中のみんながのんびりと。なんだか、いい。

さすがに軽井沢で稲作は難しい。ここでは風に揺れる稲穂はないけれど、地面いっぱいに葉を広げる緑の野菜畑を見ることができる。これが、来る夏の風景だ。浅間山の存在をも隠し続けるどんよりとした梅雨空の下で、レタスやキャベツが山の裾野を緑色に染めていく。

09.06.28.雲の下のレタス.jpg

posted:2009年07月02日 18:43

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