Studio Born Conduction
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Born Conduction Life in 軽井沢

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2009年06月26日

ふたつの ” 鳩 ”

梅雨前線は、本州の南に南下して停滞。今日も朝から真夏の日差しが照りつけている。紫外線対策は、標高1000mの高地に暮らしていれば一年中のことだから、特別なこともしない。だが、それでも、いつも以上のことをしなければ!と思ってしまうようなジリジリと肌を焦がす陽気となった。明日の午後から天気は下り坂である。今日のこの日差しは、貴重。

キッチンのブラインドを開けると、そこにはすっくと育つコブシが心地よい木漏れ日を作っている。さりげない透け感が、ご近所さんにも好評だ。リビングで目覚めのカフェオレを飲んでいると、部屋の中に鳩が暮らしている!くらいの迫力で、リアルな声が響いてきた。テーブルの上には鳩の形をしたベースがあるが、まさか...。声の主は、もちろん生きた鳩である。ふたたび、ポーロ、ポロッポポーというような、低い鳴き声が聴こえてきた。北の窓からである。いたいた、コブシの枝に。

09.06.26.窓辺から リアルな鳩の声.jpg

ふたたび、テーブル上の鳩型ベースに目をやる。なるほど、鳩は幸せの象徴かもしれない。あの鳴き声、ふっくらとした容姿、不幸な空気はどこにもない。

私は、ドイツ Rosenthal社の磁器が日本の有田焼と同じくらいに好きである。特に、1961年から続いているStudio Lineは好きの上に”特に”がつく。この鳩型のベースもStudio Lineのもので、スカンジナビアデザインの巨匠 タピオ・ヴィルカラさんによるデザイン。2011年には、Studio Lineも記念すべき50周年を迎えるはずだったのだが、Rosenthal社自体が今年初めに破たんしてしまったというのだ。この続きは?果たしてどうなるの?と気がかりでならない。消えてしまうには、あまりに惜しい窯元。かつての日本の道具のように、美しいものを日常的に使う喜びをくれた素晴らしい食器や、そのまま置いてオブジェになるような粋なベースが数多くある。

09.06.26.ローゼンタールの鳩 pollo.jpg

posted:2009年06月26日 11:40

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