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Born Conduction Life in 軽井沢

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2009年06月20日

頑張れ!マルハナバチ

我が家のデッキ下には、ミントが植えてある。そのミントと競うように、ここにきて急に背丈を伸ばしてきたのがクローバー(アカツメクサ)だ。デッキまで頭を出して、ポンポンと赤い花が咲いていたから驚いた。日当たりの良い場所に根を下ろした この草は要注意である。タンポポと同じで植えた覚えなどないのだが、油断していると辺り一面にはびこる。ミントの生命力も凄いけれど、こちらは更に上をいく。

09.06.20.デッキへ乗り出す アカツメクサ.jpg

小さい頃、小屋で飼いはじめたばかりの小さなパンダウサギを自転車の籠に入れて、蓮華畑で遊ばせたことがあった。その時のウサギの、なんと嬉しそうなこと。ウサギにとって、蓮華やオオバコの葉は御馳走であるらしかった。口のまわりの白い毛を緑色に染めるまで食べ続ける姿を見て、もう少ししたら飼うのはやめようと思った。ウサギは大きくなると、子供には素手で触れないほど強く逞しく怖いものになって、間もなく子供を産んだ。当時の私には、子供が子供を産んでしまったと思え、いつまでも子ウサギのままでいる願いが消えたことが残念でならなかった。小屋も増えて、餌やりからベッドの交換まで世話は増えていく。当時は、どこで情報を得るのか知らないが、ウサギなどの小動物を引き取っていく人が現れていた。私のウサギもそうして、どこかの家で飼われていったことと思う。

蓮華畑にはそんな思い出があるのだが、果たして今でも故郷にあるのだろうか?蓮華畑がそこにある意味を知ったのは、恥ずかしながら、つい最近のことかもしれない。近くには、苺を栽培するハウスがあった。そう、つまり蓮華畑は苺を栽培する家のものだったのだ。天気のよい日にはハウスのビニールは開けられていたから、半分が露地ものと言っていいような、しっかりとした歯ごたえを持つ、美味しい苺だった。ハウスの中は甘酸っぱい香りに満ちた幸せな空間で、いつもブンブンと蜂が飛んでいた。蜂は蜜集めに夢中だったから、刺された記憶はない。

09.06.20.マルハナバチ.jpg

目の前のマルハナバチも、花の中に潜り込んで忙しく飛び回っている。マルハナバチは、英語名でbumble bees 。映画 トランスフォーマーにも、バンブルという名のロボットがいたと記憶している。ハチは、動くことのできない多くの植物にとって欠かすことのできない重要な送粉者である。我が家では、数年前から極力 虫を殺すことをやめている。この時期、楓の新芽にビタリと張り付くアブラムシは、育ち盛りの鳥やそれより大きな虫の食糧である。暫くすれば、その新芽からアブラムシの姿は不思議なほど自然に消えてしまう。

湿度の高い軽井沢で虫と言えば、通称 シケ虫(カマドウマ)。今でも、彼らといかに会わずに暮らせるかを理想の家とする傾向が根強いと思う。私もそうだった。実際、この家でシケ虫を目にするのは年間を通して50匹くらいだと思うが、だんだんと、この虫に対する考え方を改めるようになってきた。私たちに何の害を及ぼすわけでもないのに、その姿・形だけで嫌ってしまう理由は、遠い昔の記憶にあるのではないかと。人は、38億年も生きながらえてきた生物だから、きっと小さかった頃に”黒い虫”の大群に襲われたりして、嫌な記憶が焼き付いているんじゃないかと思えるのだ。そうでなければ、なぜ、コオロギと変わらぬこの虫を「特別に怖い!」と感じるのだろう。我が家では蜘蛛の姿をよく目にするし、それで床に小さな虫の死骸がないのかなと思う。無理なくバランスが取れていれば、外でも内でも、虫が大発生することはないのだ。殺虫剤は、家の外でも中でも要らない。我が家では午後4時をまわると、”ブヨ・タイム”。そう、呼んでいる。虫たちの夕食時間は早い。それにこちらの行動を合わせる努力をすれば、刺されて嫌な思いをしないで済む。今年も、頑張れマルハナバチ!花は君の到着を待っている。

posted:2009年06月20日 19:21

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