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2009年05月29日
非 日常的な 白い箱
今日は珍しく夫婦連れだって病院に来ている。それぞれに別の用があるから、同じ建物の中に居ても別行動。これって何だか不思議な感じだ。
待ち時間は、長い。科にもよるが、8時30分に自動受付機で”チェック イン”をして、フルネームをこの耳で聞くのがだいたい11時くらいになる。比較的すいている日でこうである。混雑した日なら、「いつものことだから...」のような暗黙の了解で、午後へ突入していくこともある。こうなると、いざドクターの前に置かれたスツール(待ちわびた割に、頼りない家具だなぁなどと思いながら)に座る時がやってきても、既に身体のことは二の次。「先生、本当に大変ですね・・」とまずは労いの言葉をかけたい心境になっている。両者(ゲストとドクター)の需要と供給のバランスが、うまい具合にとれた状態になってはじめて、いのちに関わる診断や処置は受けたいものである。
長い待ち時間をどこで過ごすか?私は日々の暮らしの延長線上にある日の光を求めて、天窓の真下に配置された椅子を見つけて腰かけた。病院は”白い”。白い建物に白い内装、そこを白装束の人々が行き交っているのだ。非日常的な空気は、時として心地良さをもたらしてくれる。柔らかな光のシャワーが、読みかけの単行本を瞬く間にあとがきの項へと導いていった。
posted:2009年05月29日 12:35



