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2009年05月27日
貝ボタンでリメイク
ただ一点を挙げるなら、付いているボタンが気に入らない...お気に入りの洋服に出合った時、「惜しい!」と思ってしまうことが、ごくたまにある。プラスティックのボタンに特別な違和感をおぼえるのは、夏が近づいたためだろうか。
飾り気のないシンプルな白いボタンを外していくと、そこに小さいながらもしっかりとブランド名が入っていることに気がついた。「こんな所まで主張しなくてもよいのにな、頑張っているなー」と感心。白いボタンの代わりに縫い付けるのは、着古したシャツにあった天然貝のボタンだ。シャツは捨てたが、ボタンは健在。貝ボタンは洗濯の度にくたびれていくが、そこがまたいい。角が取れて、薄くなって、丁寧にボタンホールをくぐらせることも、一つの楽しみになっていく気がする。

海から生まれたアクセサリーを身に纏うのが、心地よい季節となった。昨年の夏に、南の島でお土産に買ってきたのが、写真にもある夜光貝のネックレス。いま思えば、貝の魅力にとりつかれた”オーナーの人柄”に惹かれて買ってしまったような気がする。山の力も凄いなと日々感じ入っているけれど、これだけの厚みを蓄えて、なおかつ鉱物のように美しい”生き物”を作り上げる海の力には及ばない。首から下げるだけでホッとしてくるのは、私たちの故郷だからなのだろう。中尊寺の金色堂の柱にも、緻密で眩いほどの螺鈿細工が施されていたことを思い出した。美しいと感じるものは、昔から何も変わっていないのかもしれない。
posted:2009年05月27日 20:36



