« ゆっくり ゆっくりの新緑 | to Top | 山菜とムササビ 夏の夜 »
2009年05月08日
水の滴 ユニークな朴
白っぽい花びらの山桜が、新緑の山肌に彩りを添える。日の光に乏しいことが残念でならない、厚い雲。季節が逆戻りしたかのような冷たい雨が、3日間に渡って降り続いた。葉っぱを伝って地面へ落ちてゆく滴の様子は、まるでピアノの鍵盤が叩かれるよう。新緑と雨が、何かの曲を演奏しているかに見えてくる。昨日(7日)の晩は肌寒さに耐えきれずに久しぶりに薪ストーブを焚いたが、薪のはぜる音や、煙突へ立ち昇る炎が出す音が複雑で、予想もできないところが楽しかった。自然はいつも唯一無二の存在、だから心地よい。
今日は、午後になって一瞬だけだが曇間から太陽が顔を出してくれた。待ちわびた日の光。雨が上がったことは、誰よりも早く外で暮らす鳥たちが知らせてくれる。私も続いて外へ出る。小さな赤い花をいっぱい咲かせた玄関先の楓、その花を上手に包み込んだ雨の滴が光を浴びて輝いていた。

一雨ごとに芽吹いてゆく、朴(ほお)の傍へ行ってみよう。植えてから、もうかれこれ5年は経つだろうか。朴の芽吹きは、何度見てもユニークだ。バナナの皮を、風や雨や太陽がむいているように見えるのだから。

posted:2009年05月08日 16:57



