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Born Conduction Life in 軽井沢

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2009年04月11日

ペンキ塗り 時々 フレンチ

4月とは思えぬ暖かさ(暑さ)と、今にも土埃があがりそうな乾燥しきった空気。年間を通して軽井沢で暮らしていても、今日のような日は数えるほどしかない。このような条件が揃う日は、私にとってペンキ塗り日和!約一年に渡って、雨や雪や霧や湿り気のある空気にさらされてきた、家の外壁の手入れを思いたつ。

木の外壁が日々くれる、やさしい空気感は計り知れないものがある。だが、ベストな状態を維持するには大変な努力が必要である。我が家の外壁はレッドシダーで着色は施していない。だから、濃い色を塗ることによってカモフラージュされてしまうカビの存在を、(いい意味で)目の当たりにすることができるのだ。私たちヒトの暮らしは、まさにカビとの闘いと言っても過言ではない。なんとしてでも分解して、自然界に戻していこうとする微生物と同居の道を選んでいるのだ。

外壁を着色しなかった理由のひとつが、レッドシダーに限らず”木材が日に焼けて退色した色を、美しい”と感じたことが大きい。表面に浮き上がってきたカビには植物同様に”根”があり、その根を完全に断つことはおそらく不可能。今では、これも味わいと受け止めている。

日中の気温は24℃まで上がっていった。それでも、空気はまだ4月のものだから、ひんやりと心地よい。遅い昼食は、昨年からすっかり行きつけとなっているフレンチへ。店は緑の...という意味のLe vertという。一昨日まで蕾ばかりだったコブシが、白い花を幾つも咲かせていたからびっくりだ。庭では、マダムが同じようにガーデニングチェアのペンキを塗っているではないか!口に出さずとも、急に親近感が湧いてしまう。軽井沢に露地物の野菜はないので、今は静岡から有機野菜を取り寄せているのだという。筍や紫色の珍しいカラシ菜、豚の肩ロースに合わせたフキのソースは、春野菜のエネルギー。一皿一皿をゲストに合わせて丁寧に料理し、サーヴィスしてくれるスタッフの真のもてなしが嬉しい。お腹も心も満たされて...さぁ、今年もカビとのいい関係づくりがはじまる。

posted:2009年04月11日 14:52

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