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Born Conduction Life in 軽井沢

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2008年06月13日

かぶれる! でも優等生

むせかえるような緑が、建物を呑みこんでしまいそうに息づくこの時期。湿気を帯びた空気は重く、気温は20℃以上あるというのに何となくひんやりとして、半袖で過ごす気がなかなか起きない。梅雨特有のどんよりとした雲が日差しを遮ると、途端にヤマボウシの白いガクが浮き立ってくる。白と言えば、アジサイとよく似た花をつけるガマズミ属の樹木がいま花の盛りを迎えている。緑以外の色が見つからない雑木林のふちから、こちらへ乗り出すように咲いたヤブデマリ。

08.06.13.アジサイに似た花を持つ木.jpg

ムシカリ、カンボク、ヤブデマリは葉の形こそ違うが、ガクアジサイのような白い花を咲かせる。鬱蒼とした緑一色になるこの時期にあえて”白い花”というのが心憎いところ。秋には揃って赤い実をつけ、なかなか魅力的な樹木たちだ。

08.06.13.花咲く ツタウルシ.jpg

そして、緑の葉だらけになるこの季節から気をつけたいのが、ウルシである。落葉松に絡まるツタウルシのツヤツヤした丸い葉が目立つようになり、よく見れば無数の花を咲かせようとしていた。同じ落葉松の根元に視線を落としていくと、アイビーのような粗い鋸歯の葉が絡まっている。それをたどっていくと、なんと同じツタウルシ!これは、うっかり素手で触りかねない愛嬌のある葉っぱだ。ツタウルシの紅葉は確かに見事。しかし、成木と幼木では葉の姿がこれほど異なるから ↓ 用心した方が良さそうだ。

08.06.13.アイビーのようなツタウルシの幼葉.jpg

私は、住み始めて間もない頃にひどい草かぶれを経験している。20年以上前に移住してきたご近所さんは、そんな私に「誰もが受ける洗礼ね」と笑ったが、自然を甘く見てはいけないのだなぁと痛感した。草むしりをしていて、もう何年もそうしているうちに、自分の口から雑草という言葉が少しづつ消えていくことに驚いている。今日は西の庭で茜(アカネ)を見つけた。茜色を生み出すつる性の多年草だ。染料は、もともと身近なところにあったのである。

嫌われることの多いウルシだが、こちらも優等生。春先に、我が家のポストに巣を作ろうとしていた蜂がいた。巣作りは、まず巣を固定するための強力な接着剤づくりから。それがウルシなのだそう。考えてみれば、日本が誇る漆器 ”JAPAN ” も耐久性が高く美しい。山の暮らしは危険と隣り合わせだけど、恵みも沢山。

posted:2008年06月13日 13:56

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