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2008年06月11日
ヤマアジサイを植える
南面の景色が、ここにきてようやく家と馴染んできたようだ。そこで、これからは北面の庭へ少しづつ手を入れていこうと考えている。わずか150坪という敷地でも、建物の南と北、東西では状況がかなり違うようで、グランドカヴァーとなる植物も様々だ。

片流れの屋根が落ちていく北面は、冬の間ずっと厚い雪と氷に覆われる。しかし、この時期になると、分厚い落ち葉の層を突き破って、湿地好きな植物(シダ、ツリフネ、ウバユリ、ツユクサ、ヤマモミジなど)が活発に地面を緑に染めていく。昨年、和室下の坪庭的なスペースに植えたヤマアジサイは春とともに息を吹き返し、今では1mを超える立派な株立ちだ。2mのコンクリート壁がそびえているというのに、山の植物は頼もしい。”日差しが乏しいならノッポになれば良い”ことを心得ているのだ。雑木林の木々に、ひょろひょろしたものが多いのもこのため。北欧人の身長が高いのも、きっと同じような理由あってのことと思う。

今日は、花の色が青いヤマアジサイを植えた。名無しだったが、おそらく黒姫だろうと思う。昔の日本画にもよく描かれているから、ヤマアジサイの歴史はかなり古いのだろう。日本からヨーロッパへ渡って一層豪華になったもの、乾燥した石造りの町に似合う、朽ちたような複雑な色になったものと様々だ。今では、品種改良によって相当種類があるようだが、塀の必要がない土地には華やかな手まり型よりガク型の方がしっくり馴染む気がする。園芸品種に多い手まり型(いただきもの)を試しに地植えしたことがあるが、芽吹きが圧倒的に遅く、蕾がつかないまま葉だけで終わる場合が多い。また、ヤマアジサイ以外は春先の霜にやられてしまうことが多いと聞く。散歩していると、アジサイとよく似た白い花をつけた木を頻繁に見かけるこの季節。しかし、その木にアジサイという名はついていない。
紫の陽の花でアジサイ...梅雨時期の日蔭を明るくしてくれる日本らしい下草。
posted:2008年06月11日 15:30



