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2008年05月20日
花で知る 木の名前

台風4号の雨雲が去って、青空が広がりはじめた11:00。ホトトギスのうっとりするような歌声が辺り一面に響き渡る。木々は、育ち盛りの子供のようにお腹いっぱい水を飲んだ様子。その上でこの光を浴びるのだから、新緑がいつにもまして輝くのはやはり雨上がり。
今年は、軽井沢の山林に多く自生する山桜のひとつ、ウワミズザクラの花つきが良い年だ。 白いブラシ状の花が風に揺れる様は爽やか。車窓からこの花を眺めていると、高原に初夏が訪れたことを知らせてくれるような存在と感じる。けれどもこの木、普段は非常に地味なもので、桜の一種であることは地元の人でも知らなかったりする。我が家のウワミズザクラも、元は落葉松林の中に混在していたものだが、家を建てるにあたって間伐したのが幸いした。いつの間にか屋根より高くなって、今日が見納めと言わんばかりに満開の花を咲かせている。木が花を咲かせる期間はほんの一週間という儚さ。だが、花はその木を知る大きなヒント、チャンスである。だから、この時期の私は町をとり囲む峠を越えて、時間を見つけては近県の山中をドライブすることにしている。強い風は台風の名残りだろうか。木の花、終わった花びらが雪のように空から降ってくる。
posted:2008年05月20日 11:47



