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2008年05月07日
緑に 負けそう
ゴールデンウィークが一段落して、再び静かな町に。
コブシ、落葉松、梅、桜、ツリバナ、カツラ、楓、サクラソウ、レンギョウ、雪柳、山桜...僅か一、二週間という短い間にこの地の植物は長い眠りから目覚め、花を咲かせたり葉を広げていった。一週間くらい滞在された方ならば、日に日に緑が濃くなっていく様子をじっくり眺めることができたと思う。木々や地面から目が離せないという表現がぴったりで、別荘を後にする日には建物全体が来た日よりずっと生き生きとしていることに気づき、「せめて、あと一日いられたら!」と後ろ髪をひかれる思いがしたに違いない。
”木々の芽吹きは紅葉以上”と折に触れて書いてきたが、やはり今年もそのように感じる。葉っぱのグラデーションはまだまだ楽しめる。

しかし、目の前で繰り広げられる新緑の勢い、生命力には負けてしまいそうだ。飛びあがるほど嬉しい季節が訪れたというのに、気づけば焦りにも似た感情がふつふつと胸の内に芽生えている。もの言わず、生涯同じ地に根を下ろして、自然の営みを連綿と美しく繰り返す木々を眺めていたら、新しい世界へ一歩踏みだすことなど何でもないように思えてきた。”一度興味を持ったことは、最終的にすべてやることになる”ここにきて、そんな風に考えられるようになった。20代で暮らしのベースを移したことも、これから取り組もうとしていることも、私の中ではとても自然な変化なのだろうと思う。
posted:2008年05月07日 12:24



