« あっという間の木 | to Top | 名残り雪 ふたたび »
2008年03月30日
煙をくぐって

小淵沢へ向かう途中、海ノ口にさしかかった所で偶然目にした野焼きの場面。のどかに見えるが、日曜日に男性陣が総出で行っているのは兼業農家が多いためだろうか。川のほとりや段々畑から流れてくる煙の隙間をくぐり抜けるように、幾つものトンネルを超えていく。
草木の新芽が出ないこの時期に野山の枯れ草を焼くことで得られる肥料は、これから生える若草のためであり、害虫を減らす効果もあると聞く。日本のような自然環境で草原を放っておけば、いつしか森林へと遷移していく。野山を森林とせずに、草地として継続的に利用するための手段が、この”野焼き”だ。
野辺山に入れば高原野菜のための土起こしが見られるようになる。広大な畑の中ではとても小さく見えて、緑と黄色のセンス溢れるカラーが目を引くJD社製のトラック(私はレタス車と呼んでいる)も、車道ですれ違えば大男のよう。長く厳しかった冬も遂に終わり。いよいよ高原の地面も、野焼きされる畑同様に目覚めの時を迎えようとしていた。
posted:2008年03月30日 11:52



