Studio Born Conduction
home works blog contents
Born Conduction Life in 軽井沢

« 白い雪に思うこと | to Top | ポケットから どんぐり »

2008年03月08日

冬の終わりに 祝のテーブル

長い冬の終わりは、深く濃い霧が徐々に薄れて、その先の景色がはっきりと見えてくるのに似ている。

「そろそろ、落ち着いて山を降りてゆけるな」
そう、確信できる週末だった。

この冬は全国的に寒く、3月に入ったといっても思い切った”春”の装いに切り替えるのは勇気が要るようだ。いつもの東京よりずっとコートやブーツ姿が多く、梅の開花も遅れてちょうど見ごろを迎えていた。それがどこであっても、根を下ろした木々が花を咲かせたというだけで、冬枯れの中に身をおいてきた(正確には4月下旬まで冬枯れの景色は続く)私には新鮮な喜び。「春一番に咲く木は、まず花だけを咲かせるけれど、葉が出てこなければ春らしくないわね」悪気もなくサラリと発した東京の叔母の言葉をクールだなーと思ったが、それは環境の違いなのだとすぐに納得した。冬の間はまったく緑の葉のない土地と、常緑樹に囲まれた土地。待ち望んだ春に違いはないけれど、芽吹きや開花を見つめる眼差しは違ってあたりまえだ。

08.03.08.阿佐ヶ谷神明宮の紅梅.jpg

冬の間に飢えていた(?)美味しいフランス料理とシャンパンを味わいに柳館シェフの店へ。素朴で伝統的な地方料理を出す店なので力を抜いているように見えて、出てきたものを見て口にするとそうではない。さりげなく、いつも、完璧。こういうのが真の実力と言うのだろうな。今シーズンもまた”無事に越冬した”という我が家にとってはお祝いのテーブルになりました。

08.03.07.LE REMOISでの夕食.jpg

posted:2008年03月08日 16:43

コメント