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2008年02月21日
かすかに 春の音
昨日まで、明け方の最低気温はマイナス10~12℃という厳しい冷え込みが続いていた。それが、今朝はマイナス6℃とずいぶん暖かな朝。
夜中の3時頃、思い出したかのように突然窓を叩く、カサカサという奇妙な音で目を覚ましてしまった。何かと思って外灯を点けてみると、浅間山からの吹き下ろしと思われる小雪が舞っている。高窓の先には、朝と夜の間といった群青色の夜空が広がり、その中に幾つかの瞬く星を見つけた。星のすぐ下にありそうな落葉松の枝は大きく揺れかしいで、それがごうごうと音を立てているようだった。いつもよりずっと暖かな室内にこれ以上薪をくべる必要はないと思いながらも、薪ストーブの前に座ればなんとなく炎を見たい性分にかられて薪を足してしまう。きっと今、この上空では”冬と春がせめぎ合っている”のだろうと、炎から感じる風の動きを見て思った。こわばり続けてきた冬型もいつかは緩む。ここ軽井沢にも、ようやく春の気配が漂いはじめるようになる。
私道のアイスバーンも姿を消す勢いで、何度も雪掻きをしてきた駐車スペースやエントランスへの通路も、もの凄いスピードで雪の道から土の道へと変わりつつある。まだ2月なのだから、まっさらな白い雪の上を歩いていたい。ぬかるんだ地面はごめんだという気持ちが今は勝っている。雪が降ってから、ただの一度も手を触れていない庭は光を浴びて輝く雪の海のまま。春は確かに待ち遠しい。だが、まだまだ。急がずいつも通りに、まだ先のもので良いのです。

posted:2008年02月21日 13:47



