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2008年02月20日
恐怖の北面 足跡の先に
朝から、雲も少なく澄んだ青空が広がっている。最高気温はいきなり5℃!まで上がるというから心浮き立つ気分だ。イカルの囀りもどこかのんびりとして、早々と彼女を連れているものもいる。日中でも氷点下が長く続いてきたから、今日は本当に身が軽い。伸びはじめたタートルネックに袖を通すのは止めにして、迷わず春色のカットソーを手に取る。あちこちから、ツララがポキリと落ちる音が聴こえてくる。
昨日は浄化槽の定期点検で、そのヒヤヒヤした様子を書いた。だが、写真の方が断然わかりやすい。お兄さん達はきっと察していたのだろう、寒かった昨日の方がはるかに安全なことを。

これは、デッキの西面にある薪棚の屋根。積もった雪は緩やかに南へ落ちていくが、その過程で”ぶ厚い氷”に変化しているのがわかる。
そして、↓ が家の屋根。決して緩やかではない、どちらかといえば急峻な片流れの屋根である。だが、室内との温度差で積もった雪はそのまま落下せずに、屋根に面した雪は融けて凍っていく。冬の間、主が不在となる別荘の屋根は(外との温度差がないため)当然ながら今も雪のままである。まるで”のし飴”のようだと表現したのがこの様子。この雪と氷の塊は、じれったいほど屋根に居座るから怖い。

↑ が、現在の北面全景。屋根すべてを覆っていたホイップクリームのような雪は残すところ3分の一に。それが、このように巻き爪のように屋根に張りつきながら、重力に負けて落ちてくる。我が家の場合は、そんな屋根の下に、昨日点検してもらった浄化槽があるのだから明らかに危険な配置。屋根の流れる先に雪が積もっていくことは想定していたが、まさかその雪が”氷のブロック”になるとは思ってもみなかったこと。住んでみてやっとわかったこの教訓にさらされるのも今冬で7回目。マイナス10℃の連続は決して侮れない。
ライフラインを家に引き込む...これは別荘であっても定住であっても変わらない。この時期のまっさらな雪面に人の足跡を見つけたら、その先には灯油タンク、ガスボンベ、給湯器、浄化槽、電気や水道のメーターがあると思って間違いない。家もまた、人の手を借りなければ生きてゆけないことを知る。軽井沢に限らず家というものを考えるなら、最優先すべきは”真冬も安全な、人の導線”の確保だと思う。これだけは揺るぎない事実。
posted:2008年02月20日 13:05



