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2008年02月12日
霧の中で佇む ツグミ
今日は、ミゾレ混じりの湿った雪が薄っすらと舞い降りた。木々の枝にポツポツと小さな雪の塊が着いている。それが、膨らみはじめた冬芽の存在によるものと気づいて、なんだか無性に嬉しくなった。

夕方になると、2月には珍しく濃い霧がわっさわっさと梅雨時期のように”降って”きた。それは、日差しのない今日の雪景色をいっそう幻想的にしていく。この中のどこかに必ずいる!たまに響く特徴のある囀りが私の好きな鳥の存在を確信させるのだが...。それまで目を凝らしていた雪原から、遥か上方へ視線を移し落葉松の樹形を眺めてみる。と、その下の欅にまさかのツグミが、ひっそりと佇んでいるではないか。まったく何時からそこにいたのか?

寒さを感じはじめると自らの羽毛に空気を含ませて丸々と太るから、ルックスだけで遠路はるばる”渡ってきた鳥”だとわかってしまう。マイナス40度以上の世界から来たのだから、霧が出ている状態など余裕と思うが、羽毛の備えは万端だ。明日は西高東低の厳しい冬型に変わり、最低気温は今朝より7℃も下がってマイナス10℃の予報。早々と夜の帳が下りると、西の空にぼんやりと月明かりが浮かび上がった。音を立てて風が吹く、不気味な嵐の夜。
posted:2008年02月12日 17:16



