« デザートスプーンと春の衣 | to Top | 李 安 »
2008年02月07日
軽トラの走る風景
車を運転していて、あるいは助手席にいて、「あー、なんて綺麗な風景なんだろう!」と思う瞬間がある。そして、バッグの中からカメラを出してパチリ。帰ってきてその写真を確認すると、同じ車線の前や対向車線、あるいは車線以外のどこかに必ずといってよい確率で”軽トラ”が映り込んでいる。
だいぶ前にどこかのギャラリーで、フランスの画家が描いた”日本の風景”を見たことがあった。山麓の集落を走る軽トラが、日本の原風景と映ったらしい。荷台には収穫した野菜や藁。乗っているのは帽子を被ったおじいちゃんと、手ぬぐいをかけたおばあちゃん。今日は一日畑だからと家に置いておけない犬や、時にはお孫さんが加わることもあるだろう。
軽井沢では、もっぱら職人さんの車という印象で、建築材料や道具が積まれた軽トラとよくすれ違う。四駆なら相当の悪路も問題なし。除雪されていない林道にひかれた一台の車跡が、軽トラのものだったりするのだ。まったく頼もしい日本の車である。どんなに都心部へ行っても、そこが日本ならば軽トラの姿が消えることはない。私は思う。そんな軽トラこそ、ホンダが開発している水素車(燃料に水素を使い、排出されるのは水だけ)の技術を導入すべきだと。知人は、ベンツを卒業して軽トラに乗り換えた。彼女もまたたくましい。
posted:2008年02月07日 16:48



