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2008年02月01日
雲の中から現れる
いよいよ2月。今日は、この時期特有の朝をご紹介しましょう。
「冬の軽井沢は10:00をまわらないと、その日の天気がわからない」と、これまで幾度となく書いてきたが、その様子が伝わりそうな写真。

時刻は9:23。浅間山の輪郭をも曖昧にする雲がゴウゴウと流れはじめて、青空よりも前に顔を出そうとする”白い太陽”を見つけた。「まさか、この雲行きで今日は晴れるものか」と天気予報を疑ってしまう。けれども、期待は裏切られない。ほの暗く、寒々しい印象しかない明け方の雪は、雲の中から現れた清冽な太陽光を浴びたその瞬間から、眩いほどの白雪へと変貌を遂げる。グランドカバーとなったその雪の表面は、光の加減で虹色のファイヤーを放ち、息をのむほどに綺麗。白銀とは、まさにこのようなものを言うのだろう。その生まれたての白銀のキャンバスに思いきり筆を走らせるものがいる。植物の影である。モノトーンより表情豊かなこの時期の光は、午後にはキッチンにいる私の背中を照らし、暖めるまでになる。

posted:2008年02月01日 12:21



