« 真冬並みの寒気 次々と | to Top | 非の打ちどころのない »
2007年11月21日
軽井沢も乾燥する
一年中、湿度に悩まされる土地というイメージがあるかもしれないが、この時期の軽井沢は乾燥する。それを知らせてくれるのは”肌と塩”である。石鹸を変えたわけでもないのに肌がカサカサするという旦那さんが、化粧水を貸してくれと言う。塩というのは、いつも湿気で固まっているのにこの時期だけはサラサラの状態になるから。お菓子の箱や袋に、これほどシリカゲルが入る国も珍しいかと思う。海を航るコンテナでもないのに...ちなみに捨てる時に迷いがちなシリカゲルは燃えるゴミ。
今シーズンから、庭の水辺鉢にいたメダカを室内の水槽で育てることになった。その水のカサが、最近みるみる減っていくのである。一週間にヤカン一杯だから約2リットル。今日のリビングの湿度は55%で、この数値は快適ゾーンに入っているが、高湿度に慣れた肌には少々厳しい。東京でまる一日過ごした帰路の新幹線(の洗面コーナー)でいつもギョッとするのである。顔色を、さらに悪くみせてしまう蛍光灯のせいもあるが、明らかにシワが目立っている。老けているのである。
この空気の乾燥状態は薪には非常に好都合だが、様々な危険もはらんでいる。木造建築がこれだけ多い地域では落ち葉焚きにも注意が必要で、鎮火を最後まで見届けないといけない。
『山火事注意』 『熊出没注意』 どちらもひやかしではなくリアルなのである。そしてもう一つ、看板こそないが決して忘れてはならないのが、『薪ストーブ注意』 軽井沢での火災の大部分がこれによると聞く。設置状況や焚き方に誤りがなければ、これ以上ないほどシンプルで高性能な暖房器具である。だが、その炎を見てほしい。ガスの炎の色 ブルーが見え隠れしているのだ。さぁ、これから落ち葉焚きをしよう!とした時、果たして庭のどこに枯葉を集めていくだろうか?建物の真横で燃しはじめる人はいない。おそろしく高温になる鋳物の塊は、できるだけ壁から離していつも目の届く場所に。それこそが安全で熱効率が良いと私は思う。炎は見るだけで満足と割り切れば”暖炉”という選択肢がある。これはインテリアである。暖かさを求めたいなら薪ストーブになるが、サブ的な暖房器具になる想定であっても、こちらは家具のような扱いはできない。薪ストーブとは和名であり、正式にはコンベクション”ヒーター”という。
広くて立派なリビングの角に設置された薪ストーブに家族が群がっている光景をこれまで何度も目にしてきた。どうしてそこに?というほど部屋の隅っこであることが多い。壁の内部が炭化(いずれ火災に発展する)の危険にさらされるだけでなく、せっかく集う場所がそこでは勿体ない気がする。太古の人々は不思議と活火山の近くで生活を営んできた。この地から発見される縄文時代の土器もまたそれを証明している。火は、今なお暮らしの中心なのだから。

posted:2007年11月21日 15:11



