Studio Born Conduction
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Born Conduction Life in 軽井沢
避暑地軽井沢で骨に響く豊かな生活を目指して奮闘中。Yuuko のつれづれ日記。

2007年10月31日

クライマックスを迎えて

今朝は、この秋一番と感じる美しいシーンに出会った。木枯らしである。

ほんの一瞬走り抜けてきた風が、一年の役目を終えた木々の葉を舞い上げたのである。音もなく、はらりと地面に着地していくその様子はスローモーションのよう。

07.10.31.トンボ周辺 紅葉クライマックス.jpg

07.10.31.トンボ周辺の楓.jpg

ほぼすべての葉を落として裸になってしまった楓の木。その下には、まだ瑞々しい赤い葉っぱが山のように積もっていた。大人はそれを遠目に眺めるか手にとるかだろう。だが、小さな子供は違っていた。美しい葉のじゅうたんをすぐさま見つけて、その葉の中に勢いよく飛び込んでいったのだ。視線の違い、感性の違い、行動力の違い...だろうか。

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10月最後の今日は、この秋のクライマックスを見たような気がする。

time : 22:53 | コメント (0)

2007年10月30日

落葉松のじゅうたん

07.10.30.色づく落葉松.jpg

離山は、手編みのセーターをまとったように紅葉した。長雨や台風で、今年の紅葉はどうなるかと気にかけていたが、例年と遜色はないように思う。

いよいよ落葉松が黄金に色づいた!暫くの間ゆっくり眺めていたい景色だが、気の早い落葉松は早々と落葉をはじめてしまう。庭に温かみが感じられるのは、わずか2、3日の間に敷き詰められたこの葉っぱのおかげ。まるで、じゅうたんのようだ。

赤の色合いが美しいドウダンツツジ。ふわっと軽やかな印象を与えてくれて、月日の経過したものは見ごたえも充分。渓谷にあるように、きっと自然な剪定を心がけるといいのでしょうね。風にそよぐイメージがあるけれど、意外と固い幹を持っていて簡単には揺れない木。

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我が家の、今年最後の花はヤマリンドウと思っていたが、今日は石垣で大文字草を発見!今年植えたことをすっかり忘れていた。登山道や沢に入って、この”大の文字”を見つけると、いつも私は飛び上がって喜んでいた。はじめて覚えた山野草がすくすくと育つ環境に暮らしているなんて、不思議。

time : 19:27 | コメント (0)

2007年10月28日

紅葉狩りドライブ

台風20号が通過して、今日は朝から最高の行楽日和。雨上がりの紅葉はとても綺麗だから、家での予定を変更して八ヶ岳方面へドライブと決めた。正面に望む浅間山に薄っすらと雪がかかっている。山は少し荒れたようだ。

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小海の紅葉を存分に眺めるなら、助手席へ。今年も見事な造形美で、今から一週間が最高の見ごろを迎えると思われる。そして、待ちに待った八ヶ岳 東沢渓谷の紅葉。赤い橋の手前にさしかかるとスピードは自然と落ちてくる。今回は初めて牧場の中を散策しながら、この赤い橋を歩いて渡った。やはり、紅葉狩りは歩いて肉眼で眺めるに尽きる。渓谷の中で、一際輝いていたダンコウバイの黄葉。軽井沢にもちらほらとあるが、秋の主役級になることは少ない。きっとこの辺りに多い白樺が、最高の引きたて役になっているのだろう。

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夕暮れを前に、急に雲がかかって荘厳な雰囲気を醸し始めた八ヶ岳の山並み。三脚と立派なカメラを持つ多くの人たちが、帰路を急ぐ我々とは逆に真剣な表情で山をみつめはじめていた。この冬、この山には何度通うだろうか。

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time : 00:08 | コメント (0)

2007年10月26日

期間限定 の楽しみ

心地よい秋晴れは昨日まで続いた。空気がピーンと張りつめたこの時期特有の静寂の庭で、熟練の職人さんが遠慮がちに工具のスイッチを入れて作業していたのが遠い昔のようである。

昨日は夕方に、ブーツを履いて散歩に出た。例年ならカサカサと音を立てて落ち葉を踏んでいる時期だが、今年はまだ落葉は少なくどんぐりの実が目立つ。車では早すぎて、自転車では止まってばかりになりそうで、そんな今の気分にぴったりなのが歩きである。あと1ヶ月もしたら、革底のヒールの高いブーツなど履けなくなる。今しか見れない季の移り変わりを、今しかできない衣装で味わいたい。

今日は借景にしている林の楓がいよいよ黄色く色づいて、それをじっくり眺めたいと朝から薪ストーブに火をいれた。町全体の木々が暖色系に変わりつつある。ここにきて急に山の輪郭がぼけてきて、山も急いで衣替え?をはじめた様子だ。中低木の落葉樹が競うように色づいても、最後までしゃきっと緑色を保つかにみえる落葉松の葉にも、ちらほらと黄色がのぞきはじめた。朝夕に訪れる野鳥は、地面を覆いはじめた落ち葉を嘴で返しながら餌を探している。ひまわりの種はもうしばらくの辛抱。いよいよ秋も終盤に入る。

朝露で曇った車のフロントガラスに、真赤な楓の葉をつけたまま走っている車に私は憧れる。そんな晩秋の風情たっぷりの風景に、今年もまた会える。

time : 19:14 | コメント (0)

2007年10月23日

十三夜 寒暖差15℃!

カラリとした秋晴れが続き、冬への準備を着々と進める日々。真っ白な北アルプスの山並みが駅から見えるようになった。

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日曜日、友人が山のきのこ(なめこ)を届けてくれた。山菜なら多少自信があるが、山のきのことなると途端に臆病になる私。口にしたことのあるものでないとどうも不安だが、なめこならノープロブレム。ストーブトップで、じっくりと煮た「山のきのこ汁」は深まる秋のご馳走のひとつだ。ツルヤには、ここ数日で地物のマツタケや舞茸も登場した。今では通年様々なきのこが出回っているが、やはりこの時期 山で収穫されるものの味にはかなわない。その違いはスープに歴然と表れ、脂ののった猪肉などを合わせると本当に美味しくいただける。旬の下仁田ネギもまた合う。

放射冷却の影響もあってか、明け方の最低気温は1℃ほどになった。昨日は、表面が凍るのも秒読みとなった庭の水辺鉢からメダカを室内に(今年は立派な水槽!)避難させた。昼間は穏やかに晴れて気温は15℃前後まで上がるため、まさか外がそんなに冷え込んでいるとは思えない。だが、ここ3日ほどで町の紅葉が急に進んだようである。この寒暖の差が葉の色を美しく、また果実、肉や魚までも味わい深いものにしていることを感じる。牛の乳も当然のことながら脂がのって、寒い日にあったまる味になっていく。

まだ熟成途中の硬いラ・フランスは、「一晩冷蔵庫に入れて翌日常温でおくと、甘さが増して食べごろをコントロールできるんだよ」と、生産者の方が教えてくれた。やはり寒暖の差は美味しいさに繋がることがわかる。きのこと言えば、我が家でも原木を少し育てている。気になって見にいくとポツポツとなめこが出てきていた!

十五夜に引き続き、今夜は十三夜の美しい夜である。薄っすらと月のクレーターが確認できるほど空気が澄んでいる。10月は神無月。出雲大社に全国から神々が集まって留守になることからこの名があるそうだが、月明かりの下でその姿を想像してみるのも楽しい。

time : 15:40 | コメント (0)

2007年10月20日

雪のついた浅間山

冷たい雨の降り続いた昨日より8℃も上がって、日中の最高気温は16℃。
朝から素晴らしい秋晴れで、窓を開け放ち部屋の空気を入れ替える。今日はコットンの長袖一枚で充分に思える。三寒四温を繰り返していくうちに、身体は次第に冬モードへと入っていくから頼もしい。

17日に浅間山が初冠雪したことは聞いていたが、濃霧の続いた軽井沢からその景色を眺めることはできなかった。今朝は、今シーズンはじめて薄っすらと雪をかぶった浅間をこの目で見た。間近に迫った冬に気持ちが引き締まる思いだ。

昨日の午後は薪ストーブをちろちろと焚いて室温23℃を維持していたというのに、今日は黙っていても27℃まで上がっている。リビングはサンルームと化し、先週から冬籠りをはじめた多肉植物も陽を浴びて快適そうだ。明日明け方の気温はなんと1℃の予報。気候も政治も、急展開が多い2007年という印象を受けるが、さて今シーズンはどんな冬になるだろうか。

time : 13:11 | コメント (0)

2007年10月17日

今年最後の花 リンドウ

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2年前に、たった一鉢買ってきたヤマリンドウが庭のあちこちで咲きはじめた。ソフトクリームのような渦巻状のつぼみも、花の少ないこの時期ならすぐ目にとまる。我が家では、今年最後となる花である。

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この土地にもともと自生していた楓が、上の方から色づきはじめていることには気づいていたが、いよいよ根元の方まで紅葉前線が降りてきた。昨日までは緑だった葉が一夜にして色を変えていることもしばしばで、ドラマティックな瞬間に会える日もある。葉の表面に見える白い斑点は、ワイン用葡萄を悩ますことでその名を知らしめた灰色カビ病だろうか。今年は特に雨が多かった。ただでさえ高温多湿な日本で、野菜や果物を露地栽培していくことは至難の業であることに気づかされる。

今朝、浅間山(2、568メートル)の初冠雪を観測したという。ここ数日の寒気のためで、平年より11日早く、昨年より21日早い。いよいよ、冬への準備を済まさなければ。

time : 14:23 | コメント (0)

2007年10月14日

秋は美味しいものをじっくりと

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日当たりの良い場所の中低木は例年どおり美しく紅葉しているが、町全体を眺めるとまだまだ緑色。
全国的に今年の紅葉は遅いと言われるが、やはり季節の境は明確であってほしいものだ。今年はじめに、庭の東から中央へ移植したモミジバフウが美しいグラデーションを見せている。

「秋は冬への準備期間」であることを、この地に暮らしてから実感するようになった。空気の乾燥した秋晴れは貴重で、昼の間は空模様を案じながら忙しく働く。そして、この時期のあまりにも早い夕暮れは、薪ストーブの前で「今夜は焚こうか?焚くまいか?」を迷いながらも、普段はあまり飲むことのない上質な茶とそれに合った菓子を堪能する時間をくれる。夏の間は挽いてもらっていた珈琲豆も、豆のまま買うようになる。

冬を前にして、食物の実りを堪能する日々。
下は、友人夫妻が案内してくれたとあるダイニング(軽井沢ではない)の前菜。本郷にあった楠亭を思わせる佇まいに、育ちの良さがにじみ出ているスタッフが上質な時間を演出しているお店。ひとつひとつに素材の旨みが凝縮していた。

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こちらは、中国の黄茶に合わせたジャン・ポール・エヴァンのチョコレートケーキを母と。

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time : 15:23 | コメント (0)

2007年10月11日

自然の光って本当に凄い!

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朝日も夕日も、この季節の光にはハッとさせられる。昨日の西日は特に美しく感じられ、いてもたってもいられずに撮影したのが上の秋明菊。凛とした空気が張り詰めていながら、西日のあたる背中は熱いくらいだった。

そして今日、行きつけの農園で「今朝、もいだものだよ」と言われて、ジャムをキャンセルして買ってきた沢山の林檎(紅玉)たち。

刻々と移り変わる季節は旬の食材が教えてくれる。林檎だけでも、秋映、紅玉、陽光、ジョナゴールド、信濃スイート、最後は”ふじ”と新旧あわせて個性的な顔ぶれが続々と現れる。確かに薫りたつ新鮮な林檎なのだが、秋明菊を照らしていた昨日の光には到底かなわない。こちらはハロゲンランプの人工的な光。電球にも、白熱色とか昼光色といった光の種類があるけれど、やっぱり自然の光が一番!

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time : 18:13 | コメント (0)

2007年10月08日

色づく葉を眺めて

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秋晴れの続いた3連休が終わる。この週は運動会を開く学校が多いようだ。いつもの連休より静かな気がするのは、このせいだろうか。

軽井沢は、先週から本格的に秋の空気に包まれている。最低気温は6、7℃まで冷え込み、日中との寒暖の差は10℃以上にもなっている。このため庭の木々の葉も日に日に色づき、台風によるダメージを心配する必要はないほど見事に紅葉をはじめた。

連休最後の午後は静かにリビングで過ごそう。15:30~16:00までの30分間、私は何もしない。庭の木々を照らすスポットライトのような西日をただ眺めている。紅葉の後は落葉あるのみ。だから、今年の紅葉を少しでも記憶に留めておきたい。

time : 17:31 | コメント (0)

2007年10月04日

待ちに待った秋晴れは大忙し

長いあいだ冷たい雨が降り続いていたので、今日の晴れ間は本当に嬉しい。デッキに降り注ぐ朝の光の美しさに、しばし見惚れた。そよぐ風は間違いなく秋のもので、ひんやりと爽やか。今日の気温はこの上なく快適な16℃前後というから、昨日のように午後から薪ストーブを焚く必要はない。

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秋のカラリと乾燥した空気は、乾きものに最適だ。今日は、よく晴れている日中に外壁のカビ落としをすることにした。我が家だけでなくご近所さんの壁も今年は相当傷んでいて、この時期は塗装屋さんが来ている家も多い。梅雨も静かな降りではなく、横なぐりの強い雨が多かった。そして、9月の台風で滝のように壁をつたった雨がとどめを刺したような気がする。木造の外壁の塗装は2年に一度が理想的というが、表面がカビをふいたら即対処するのが懸命だ。ただでさえ霧の多い軽井沢で建物をいつも美しく保つのは、実は大変なことである。

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しかし、久し振りに壁の汚れを拭いていくと、「あれほどの雨のなか、よく頑張ってくれたね」と愛着が湧いてくる。まもなく極寒の冬が訪れると思うと、なおさらだ。

手を休めて、自宅のまわりを歩いてみる。庭も含めた家の佇まいは、考えてみたらどこの家もオリジナルであることに気づく。同じものなど何処にもない。だから、年月が経過した家はまさに家人そのものを現していると言えるだろう。内面とは知らぬ間に表に溢れ出し、やがて深く刻まれていく皺のようなものなのかもしれない。白州正子さんは晩年に「人は2分も見ていれば、人となりがわかってしまうものよ」と話していたそうだ。家の佇まいも、2分もの間じーっと眺めていたら(2分はけっこう長い!)私にも家人の姿がぼんやりと見えてくるような気がしてくる。

私の好きな「秋映」という林檎がお目見えした。この夏は、川上産のロメインレタスを口にすることはただの一度もなく(台風の影響で軽井沢に出回らなかった)、秋映が旬を迎えてしまった。毎年、同じように季節が巡っているように思えても、ひとつとして同じ秋はない。

time : 14:28 | コメント (0)

2007年10月02日

重ねを味わう 秋

いよいよヤマリンドウも咲き、紫式部も色づき始めたがムクゲの花もまだあるという、不思議な10月。
今日もしとしとと冷たい雨が降っている。

単衣の季節は終り、重ね着が楽しくなるのもこの時期。誰とも会う予定のない、一人で過ごすだけの日も思い切りオシャレを楽しむことにしている。ホーキ片手に庭を掃いても背筋は自然にピンと伸びてくるし、シャツを着ればシワを気にするようになるから、椅子にもだらりとは座らなくなる。乾いたデッキで身づくろいする猫でさえ、いつものようには近づいてこない。仕事は、はかどる。衣は、底知れない力を持っている。

今日のような日に食べたくなる菓子は、やはり京のもの。
老松の橙糖珠(だいとうじゅ)と胡桃律(ことうりつ)がまず浮かぶ。
胡桃律に使われているクルミがここ信州産と知ったのはつい最近のこと。夏の柑橘類や秋の木の実をすり密につけた、素朴すぎるこの菓子の品に惹かれて、十数年。秋は、一年の頑張りを思い切り堪能する環境をそろえてくれる。

time : 18:50 | コメント (0)