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2007年05月28日
遂に我が家にも!
畳の間で寛いでいると、目の前に音もなく突如現れた小動物に目が止まった。だがそれは一瞬のことで、「最近、疲れているのかなぁ~」と気にもとめずに数日が経過した。
だが、夜中になるとキッチンのあたりで何やらカサカサと音がして、翌朝はパンの角が欠け、独特の獣臭も残っていた。まさか...思い当たるのは、ケーブルを通すために開けていたコンセントカバーくらい。わずか2センチ角ほどの小さな穴を通り抜けるものなどいるものか!あぁ、そうだヤマネに違いない。そう思いたい。しかし、鋭い歯をケーブルで研ぐ習性を持つ点で、それは紛れもなくネズミであろう。
深夜、食糧を求めて”家”を出たネズミと3時間に及ぶ追いかけっことなった。最後は双方さすがに疲れ果て、キッチンカウンターで、私を目の前にして、我が家で一番高級なオリーブオイルを小さな両手で抱きかかえて舐めはじめた。私はただ様子を眺めることしかできないでいる。「おいおい、そのオイルは昨日も使ったのに...」次はバジルの粉に手を出そうとしている。もう我慢ならない。えいっ!とプラスチックの容器を振り下ろすと、中に運よくネズミが入った。それは、家ネズミの中では一番小さい、ハツカネズミ。わるさをしなければ、ペットにしたいくらいにかわいい奴だ。「おかえり」と庭に放すと元気に走って行った。
翌日、床下を見に行くと、配線用に開けられた穴との間に隙間がいくつもあり、ここから入るのは簡単に思えた。考えてみれば5年間もの間一度も入ってこなかったのは奇跡かもしれなかった。夜、窓を開ければ霧に混じって木々や草の香りだけが充満し、これが本当の森林浴かとその贅沢な空気に酔いしれたもの。だがここ数年でそれはガラリと変わってしまった。我が家の周りにも飲食店が一気に出来た。家庭の規模でないその料理の匂いは、美食家のネズミを引き付けないわけがない。
木漏れ日も、高原の風も、窓を開けた時に感じる植物香も、ここ軽井沢の魅力のはず。今回のネズミ騒動にもきっと因果関係があるだろう。物事は、それが及ぼす影響を”世紀単位”で考えていきたいものです。

posted:2007年05月28日 19:29



