| 避暑地軽井沢で骨に響く豊かな生活を目指して奮闘中。Yuuko のつれづれ日記。 | |||||
2007年04月30日
急遽 東京へ
日曜日(昭和の日)の夕方、旦那さんが突然「今夜、東京へ行かなければ!」と言い出した。GWくらいは軽井沢に滞在し、仕事があってものんびりしようと決めていた矢先のことだ。私は、いつも通り新幹線で行くものと思っていた。が、今回は車で運ばなければならないものがあるという。「深夜作業をして一人で帰ってくる、大丈夫」と言うが、そんなの危険すぎる。そう思い、今回は運転役を買って出た。
私はそのまま実家に泊り、翌日は昼ごろに青山で集合と決めた。すると、「トラブルがあって、今日も夜まで東京で仕事になった。ごめん!」との連絡。さすがの私も困り果てる。だが、気分を切り替えるしかない。独身時代にように休日のひとりランチを味わい、ショッピングを楽しむことに。GWであまりの人の多さに疲れたが、やはり ”あかぬけた” 人が多く、いろいろな意味で刺激を受ける一日となった。こうして、かつて居た東京に身をおいていると、田舎に暮らしていくなかで否応なしにズレていく何かを感じずにはいられない。それは、ファッション、メイク、洗練された食事、サーヴィス...といった流行や格ではないかと思う。帰り際に滑り込みセーフで青山で食事をしたが、これがかなり本格的な美味しい中華だった。激戦区だからこそこの味が保てるのだと思う。リゾート地や観光地に、”本当に洗練された”うまい店はないと誰かが言っていた。まさにその通りと思う。そういう場所では、新鮮な素材そのものをシンプルに味わうのが一番だ。
月明かりに照らされて、夜とは思えぬ明るさのなか軽井沢へとひた走る。反対車線は大渋滞だ。昨日やっと咲き始めたと思った桜が一日で満開になっている。0:00近くだというのに気温は7℃もあり、開花を早めた暑い一日だったに違いない。日中がどんな天気であれ、いつも潤っているのが当たり前の地面に足を下ろすと、乾ききった肌や喉がホッとした。多少のズレは生じても、生き物としての豊かな暮らしがここにはあるように思う。
2007年04月28日
唐松の芽吹き

唐松の芽吹きは、特別に嬉しい。
朝晩は0℃まで冷え込み、日中もまだ肌寒い日が多い。けれど私は、あぁ、これで冬が本当に終わったと安堵する。
GWは雷音が響く不安定な空模様でスタートした。夕方、雨あがりの冷たい空気のなか散歩に出た人に夕日があたっていた。わざわざこの時刻を選んで一人で散歩するのは稀なことで、必ずといってよいほど今は犬と同伴であることが多い。暮らしてみるとわかるが、軽井沢という地形で夕日を浴びる時間はほんの僅かだ。だから貴重、だからすべてがキラキラと輝いて見えてくる。18:30をまわっても歩けるほど外は明るく、日が伸びたことを実感する。
2007年04月26日
初めて咲いた 一輪

コブシを筆頭に、梅や桜も次々と開花。
だが、我が家のコブシ(もともと自生していた)に咲く気配は感じられず、「今年も無理なのかなぁー」と諦めかけていたその矢先のこと。キッチンで洗い物をしていると、何やら枝先の白いものに目が止まった。つぼみである!それもたった一つというのが、かわいい。コブシは幹回りが10センチを超えてくると花を咲かせると聞いたことがあったが、まさにその通り。大人になりました。寒さの厳しかった昨年と比べると今年はどの木も花つきが良く、”花香る5月”が期待できそうです。
2007年04月25日
冬芽 つぎつぎと開いて

雨あがりの庭。
銀色の冬芽を膨らませて、明日にでも葉を広げようとしているシャラ。奥の林も若草色が目立つようになって。

こちらはクロモジ。
まずは淡い黄色の花を咲かせて、葉を広げるころ合いを見計らっている様子。寒い今日はサンタクロース姿のまま。
落葉樹が芽吹く瞬間は目が離せない。
できることなら、すべての樹木が芽吹く瞬間をこの目に焼き付けたいもの。今週末からGWだなんて、ここの植物は大勢の人に見つめられることを知っているのだろうか。毎年、この週になるとカウントダウンするかのごとく色づいていく。お見事!
2007年04月24日
モス・ハウス

霧が、北東の方角からわっさ、わっさと降ってくる。数分とたたないうちに辺り一面が真っ白になり、ヘッドライトを点けた車が行きかうようになる。軽井沢の霧はすさまじい。ここは山なのだ。
真南に面した我が家の石垣だが、ニレケヤキの下だけはしっかり苔がついてくれる。最近の雨で一段と鮮やかに生まれ変わった苔の中から、アサギリソウと蝦夷チチコグサも復活したようだ。
乾燥した冬の空気よ、さようなら。 これからは苔が喜ぶ季節だ。
苔といえば...先日、我が家で唯一の雨戸(和室の雪見窓用)にシジュウカラが巣を作っているとご近所さんが教えてくれた。夏の間、雨戸を締め切るわけにはいかず(まだ卵もなかったため)日曜日に撤去したのだが、その巣がなんと大量の”苔”で作られていたのにはびっくり!なんとも軽井沢らしい家(巣)ではないだろうか。
2007年04月22日
雑木林のハイライト

雲の多い週末。スカッと晴れ渡る青空はないけれど、外に出てみるとあまりの気温の高さにびっくり。
今日は、最低気温が7℃、最高は19℃といきなり初夏の陽気となった。雑木林の下草が息づいていく。GW直前までは冬と変わらぬ形相の唐松も、今年はもうツブツブとした新芽が確認できる。薄手のシャツ一枚で迷うことなく散歩に出る。真夏でもこんな日は珍しい。
先週の冷え込みで開花を一旦保留されたようなコブシの花が、羽根を伸ばすかのように一斉に咲きはじめた。こんなところにも!あんなところにも!!家の周りだけでこれほどのコブシの木があったのかと驚き、記憶しようと努めて歩いてみる。私は、谷合いで咲く野性的なコブシの花を高台から眺めるのが好きだ。いよいよ目覚めようとする雑木林にハイライト効果を与えるというか、この花がスポットライトのような存在に思えてくる。そんな、いつも遠目に眺める花を今日は至近距離でじっくり眺めてみたい。産毛をまとった強く大きなつぼみとは対照的に、繊細な花。意外とかわいい花なのですね。
2007年04月20日
久しぶりの”家”ランチ
旦那さんが、「久しぶりに今日は家で昼ごはんを食べたいな」と言って会社から戻ってきた。この春入社した○○君も一緒だ。スーツ姿が初々しい。
サラダは、昨夜仕込んでおいたトラウトサーモンのマリネにミズナを添えて。今日はその冷たさが御馳走になる。パスタは、旬のホタテと春キャベツを使って素材の甘みを味わおう。水曜までの冷え込みはようやくおさまって徐々に春の陽気が戻りつつある。窓を開けるのも久しぶりだ。「この野鳥のさえずりはBGMですか?」と○○君。そんなわけがない。しかし、そう疑いたくなるほどに美しいイカルの歌声。
デザートは出張土産の”首里”という唐芋のケーキに珈琲。食後はおNEWのスポークチェアに座ることを勧める。このケーキは2000年夏、沖縄サミットに各国の首脳が集まり、首里城を世界にアピールしようと生まれたものだそう。さっぱりしていて美味しい。
ゆったりと、移りゆく景色を眺めながらの食事は活力を与えてくれる。みんなで食べたらなおさらだ。
今は東京にいた頃より忙しく、なかなかこういう時間が持てなくなってしまったという。実際、その通りなのだろう。だが、たった1時間のことである。この環境で、そんなに急いでどうする?
2007年04月18日
山形から ようこそ!
花冷えの日がもう3日続いている。今日の軽井沢は曇りのち雨の予報。気温も横ばいで最高でも3℃までしか上がらないという。春は訪れているもののまだ4月、気は抜けない。
今日は、はるばる山形から家具が届く日。今にも降り出してきそうな空とにらめっこしながら到着を待っていると、お昼を過ぎて大きなダンボールに入ったスポークチェアがやってきた。デッキの上で箱から出して「よいしょっ!」と一人で抱えリビングへ運び入れる。すると10分もたたないうちに雨が降り出し、いつの間にかそれは冷たいミゾレに変わっていった。今日はリビングに火を入れることにしよう。外では、あと1℃でも気温が下がったら雪に変わるだろうというミゾレが降りしきる。寒さは2月なみだ。
薪ストーブの前で過ごすためのソファや椅子は、これまでいくつも候補があがってきた。だが、そのどれもが”座面”が高かった。我が家のようにデッキ越しに庭を広げた場合は、地面に近いところから眺めた方が広がりを感じることができ、どこかしっくりくる。そして最終的に選んだのは、ソファではなくこの椅子。随分まわり道をしたけれど、結局、学生時代に私が一番好きなものに落ち着いた。同じように寒い山形の工房で作られたからだろうか、座ると見た目以上に温かみのある椅子である。現在17:00、ブラインド越しの景色が賑やかだと思ったら、あれれーいつの間にか本降りの雪。デッキの上にも白く積もりはじめている。こんな日にやってくるなんて、きっとこの椅子とは長い冬をともに過ごしていくのだろう。

2007年04月16日
花冷えの一日
朝からしとしとと冷たい雨の降る、肌寒い一日。気温を確認してみると、なんとお昼の時点でたったの3℃しかない!昨日と比較してみると、いきなり15℃も下がってしまったことになる。
まだ限りなく無彩色の雑木林のなかに、今日突如浮かび上がった白くて大きなコブシの花。
なにもこんなに冷たい雨の日に満開にならなくてもと思う。しかも、早春に咲く落葉樹の花は、葉を広げるより先にまず”花だけ”を見せてくれるのだ。自然の摂理なのだろうが、春を待ち遠しく思う私たちにとってみたら本当に心憎い演出。離山が白(コブシ)とピンク(山桜)で彩られていく日も間近だ。
今年も、春の訪れに感謝!
2007年04月15日
ペールブルーの空に黄花
先日、コブシの花を撮影してあることに気づいた。空の色である。ここ一週間で、急に冬の冴えわたる青い空が霞んだペールブルーに変わった。小さな変化なのだろうが、毎日眺めていると劇的に違う。4月を過ぎれば部屋中に強い光が差し込むこともなく、穏やかな光に包まれる。
雑木林の低木 アブラチャンの黄色い花は今が見ごろ。我が家のアブラチャンもようやく枝を切れるほどに成長した。生命力あふれる”木の花”を部屋のあちこちに飾る。

2007年04月14日
増殖する薪棚
今回だけの特別な、ナラの7.5t買い。いいペースで3分の一は割り終えたが困った問題が発生した。入れる棚が尽きたのである。そこで、思い切ってデッキの東から道路に向かって薪棚を増殖させることになった。旦那さんは大賛成!私は、建物や庭とのバランスを考えるとやり過ぎに思えて乗り気ではない。だが、いい状態の薪を常にストックすることは理想である。決して”薪の要塞(壁)”にならないよう、西側同様に植物や光、人が見え隠れするスリットを入れ、高さも樹木とのバランスを見ながらデザインしていこう思う。
デッキの東側が完成に近づいたので(まだ屋根はない)割りたての薪を入れてみた。
2007年04月13日
コブシ咲く!

いよいよ待ちに待った春の訪れ。
日当たりの良い場所では、コブシの白い花がポツリポツリと咲き始めました。
歌にも「コブシ咲く 北国の春」とあるように、この花が目立ってくると軽井沢は一気に春めいてきます。
花を咲かせない樹木を私は知りません。この時期、雑木林をよーく観察してみると、ほらほらこんなに小さいけれど、鮮やかな赤い花を咲かせています。足元も注意して見てみましょう。今日はサクラソウとナルコユリの芽が確認できました。

2007年04月12日
割れない丸太の救世主
全国の、そして海外の薪ストーブユーザーの皆さま、どうしても割れない丸太はどうしていますか?
さすがに、斧を10回、20回と振り下ろしても刃が食い込むだけの丸太には私も降参!庭にころがして雨ざらしにして、湿気を帯びたところでもう一度斧を振って、それでもダメならそのまま乾燥。最後は、FA285の大きな口に頑張ってもらう。これが我が家のやり方です。

しかし、”刃が立たない”とは悔しいものです。そこで、以前から気になっていた”マジック斧”を試しに仕入れてみることに。グレンスのシャープナーを一緒に注文すると、早速岡山のお店から電話があり、「マジック斧に刃はありませんので、シャープナーは無駄になるかと思いご連絡させていただきましたー」なんという気遣いでしょうか。さぁ、フシだらけの見るからに要注意の丸太に、マジック斧を振りろしてみます。すると、その重いヘッドの衝撃であっさりパカンと割れてしまったではありませんか。今までの苦労は何だったんだろうーとへこんでしまう。でも、きっとこういうものを使わなかったからこそ薪割りが上達したのだ!そう思います。これは本当にすごいものです。なんとなーく邪道なイメージも感じる(私の場合)斧ですが、一本あっても無駄にはならない、そんな気もします。
2007年04月11日
乾燥 濃霧 霜 注意報
大気の状態が不安定で陽射しの乏しい一日。”乾燥・濃霧・霜”この3つの注意報が一日に出るのだから、まさに季節の移り変わりを感じる。今日の最高気温は9℃と決して低くはないのだが、もう体感温度が夏仕様に変わってしまったようで肌寒い。午後は仕事部屋の薪ストーブを焚くとしよう。エンライトに火を入れるのはずいぶん久しぶりだ。不思議なことに部屋がいい具合に暖まったころ仕事仲間から電話が入り、これから寄りたいという。ストーブトップの熱い湯で珈琲を淹れると、小さな部屋いっぱいにいい香りが広がった。流れるBGMはアコースティックギター、畳に座布団、目の前には炎。これでしっかり仕事の打ち合わせができているのか、時々不安になる。けれども、きっとこういうのもアリなのだ。
2007年04月10日
庭の手入れ はじまる
今日は、家の中にいるのが勿体ないくらいの穏やかな春の陽気。
さっそく、家の周りをひとまわりして春を見つけに行く。すると、東の斜面にツクシを発見!ふきのとうは、すでに10個は収穫したと思うのだが、彼らの繁殖力はすごい。年々数を増やしているようである。今日は地面が乾燥しているので、思い切って庭の掃き掃除をしようと決める。我が家では、冬を迎える前に植物に枯葉の布団をかけている。まだ氷点下の夜もあるので根元はそのままにするが、何も植えていない場所はそろそろ奇麗にしておきたい。一通り終えると、今度は冬芽が目立ち始めた樹木の手入れ。剪定である。ただ、いずれ落とす枝でももう少し切るのを待ちたいものがある。新芽が美しいクロモジ、香りのアブラチャン、銀色のつぼみが愛らしいネコヤナギなど。これらはリビングに飾って楽しむことにしている。
ナラの丸太に最近キズが増えたと思ったら、この方の仕業。木食い虫が大好物のキツツキ アオゲラです。体長は30㎝近くもある大きな鳥。キツツキのいる林は健康と言われるけれど、ここにも虫がいるのかいないのか?試しているようです。

2007年04月06日
北国の入学式
寒の戻りで、朝晩はひんやりとした空気に包まれている。連日のように霜注意報が出ているため、庭樹や植物の移植はもう暫く待とうと思う。先週は、庭の片隅で芽吹きはじめた翁草とクリンソウを見つけたが、この寒さで成長は足踏み状態。ひとつ、ふたつと咲き始めたご近所の梅の花も、再びつぼみを硬く閉じてしまったようだ。落葉樹の林もまだ冬眠中かに見える。だがよく見ると、ネコヤナギの銀色は光を浴びて輝いているし、ダンコウバイやアブラチャンといった低木も冬芽を膨らませている。少しずつ位置を高める太陽の光が、林床の低木から目覚めさせてくれるのだ。
入学式や入社式が行われている今週、ここ軽井沢にはまだ桜の花こそないけれど、なんとなく華やいだ雰囲気に包まれているように思う。芽吹きをただ温かく見守る、そんな日々。

写真は4月4日の様子。リビングの窓際で咲くライスフラワー。外は”雪”
2007年04月01日
水浴び日和
今日から4月。最高気温は20℃まで上がり、ここ一番の暑さに。
風もなく穏やかに晴れて、春休みで日曜日!と絶好の行楽日和のため道路は朝から混雑している。こんな日こそと、地下室からマウンテンバイクを出して近くを走ってみることに。走りはじめてすぐに、定住している方の玄関に置かれたプランターの花に目がとまった。ガーデニングが趣味なら、今日のような日は庭いじり日和。冬場は休んでいたレストランもここにきて急にテラスの増設などをはじめて。深い、深い眠りについていた町が再び息を吹き返す瞬間だ。

午後、庭で薪割りをはじめて一息つくと、足元に小さな花が咲いていることに気づいた。オオイヌノフグリである。昨日まではなかったから、今日咲いたのだろうと思う。高地では、樹木より先にまず地面の花から咲いていく。庭のいたるところで植物が芽を出す”足元注意”の季節がもうすぐ!そう思うとなんだかワクワクしてくる。乾いた喉を潤そうと私が家に中に入ると、庭の水辺鉢に野鳥たちが集まってきて、かわるがわる水浴びをはじめた。日曜も15:00を過ぎれば車通りも少なく、鳥の囀りがあたり一面に充満する。平穏...そんな言葉がぴったりな時間である。残念ながらこの陽気は続かずに明日は雨になるらしい。ならば明日はデスクワークと決めている自分。晴耕雨読...とは田舎でよく言われる暮らし方だが、もう他人事と思うなかれ。私も十分晴耕雨読な人生(日々の暮らし)を送りはじめている。




