Studio Born Conduction
home works blog contents
Born Conduction Life in 軽井沢
避暑地軽井沢で骨に響く豊かな生活を目指して奮闘中。Yuuko のつれづれ日記。

2006年10月31日

薪ストーブ ハンドルも冬支度

今秋の軽井沢は例年になく暖かく、我が家ではまだ出番の少ない薪ストーブ。といっても早いもので明日から11月。これからは日一日と冷えてくることだろう。

薪ストーブが本格的に運転し始める前に、我が家では、なんとかしないといけない!懸案のものがあった。それは、薪ストーブのハンドル。たかがハンドルと思うが、誤って落としたら最後、情けないほど簡単に欠けてしまうのだ。操作が増える冬はいちいち気を遣ってもいられない。そこで、いつか牧場で衝動買いした羊毛を使って”フェルトのカバー”を作ろうと思い立った。羊毛は熱にとても強いから実はぴったりの素材かもしれなかった。ふわふわの羊の毛が本当にあのフェルトになるなんて信じられなかったけれど、洗剤を混ぜたお湯をかけて優しくこすっていくと次第に毛が絡まり固まっていった。フェルト化すると縮むため、ハンドルより一回り大きな長方形を作る。それをロールケーキのようにしっかり巻きつけて(最後は簡単に縫って)完成!これだけクッションがあれば、きっと大丈夫でしょう。

06.10.31felt handle.jpg

参考までに、我が家の炉台はFA285の下がコンクリート。エンライトの下が強化ガラス。と、こんな状況なので特に割れやすいのかもしれないけれど...。意外とヘビーに使われるハンドルの冬支度ができて、まずは一安心!温かみがあって使い勝手も○。メリノウールとはなんとも贅沢です。

time : 16:51 | コメント (0) | Trackback (75)

2006年10月29日

日本の色を見つける

信州はいま紅葉のクライマックスを迎えている。軽井沢も、暖色を華麗にまとった離山を望むのはここ何日かだけの楽しみ。我が家は日当りが良いため、すでに大方の樹は葉を落としているが、いよいよ唐松が黄金色に色づきながら落葉をはじめた。落葉樹の林はいっぺんに紅葉することがない。日当りの良い場所から順々に紅葉し、落葉し、林床の下草にまでしっかりと秋の光を届けていく。ヤマボウシの下のイワシャジンやリンドウに陽が当たるようになると秋も終わり。イワシャジンの青々とした葉がいつの間にか濃紫(こいむらさき)に紅葉していた。

これから暫くの間は、唐松の葉と付き合う日々が続く。唐松は、針葉樹の中で唯一落葉する樹木。手に取ると針のような細い葉、なのにその量が膨大なため一日に何度掃いてもデッキは松の葉だらけになってしまう。車、服のポケット、バッグ、髪の中とどんな隙間にも入り込み、枕元にまでやってきた日にはさすがの私もウンザリ。厄介扱いされても仕方がないと思う。しかし、悔しいことに唐松の紅葉はなかなか美しい。佐久の平野一面に広がる黄金色の稲穂を見たのはもう先月のこと。同じような黄金色を唐松に見た気になっているが、きっと微妙に異なっていることだろう。山吹茶、刈安、琥珀、柿渋...日本の色は、日本の景色の中にある。毎年少しずつ、身近なところから、先人が名づけた日本の美しい色を知っていきたいと思う。

time : 15:39 | コメント (0) | Trackback (0)

2006年10月27日

小布施 夜 蔵部

軽井沢から小布施は、日帰りでも充分楽しめる距離にある。しかし、すっかり常連になっている昼の”蔵部”の夜を一度味わってみたい。ただそれだけのために泊まりで行くことにした。

06.10.27 obuse ishitatami.jpg


time : 17:09 | コメント (0) | Trackback (0)

2006年10月25日

雪虫の飛ぶ 幻想的な午後

ちょっとした秋の嵐が去り、仕事部屋にいる私の背中を太陽が照らしている。窓越しとは思えぬ暖かさ。今日の午後の軽井沢は、おそらく落葉樹に囲まれた家ならどこでも、うっとりとした美しさに包まれていることと思う。昔の人はどんな場所を桃源郷と呼んだのだろうか?もしかすると今日のような景色を里山に見たのかもしれない、そんなふうに感じてしまう。風はまったくと言ってよいほど無く、秋の穏やかな陽射しが、燃えるような紅葉をオブラートのように包みこんで、限りなく静寂。景色だけを見ていたら、時間が止まったと錯覚してしまいそうだ。その止まりかけた空気を乱すことなく静かに飛ぶ小さな虫に目が止まる。かの”雪虫”である。舞うような飛び方とその適度な数が、さらに幻想的な景色を創り上げているかのよう。郵便を取りに出た私の黒いシャツにふいにその虫が止まった。見ればアブラムシのようである。「雪の降る前に飛ぶから雪虫」とはいったい誰が名づけたか。夕暮れが近づくにつれ、空気は刻一刻と冷えてくる。もしかしたら、山ではすこし雪が舞ったかもしれない。

06.10.25kitutuki ana.jpg

薪棚にキツツキの銃撃?後を見つけた。逞しい嘴に生きる力を感じるが、これが外壁だったら大変!

time : 13:24 | コメント (0) | Trackback (0)

2006年10月23日

2つの薪ストーブ

06.10.23.stove2jpg.jpg

06.10.23 stove.jpg

今日は久しぶりの雨。気温も横ばいで肌寒い一日になりそうだ。こんな日は練習がてら2台の薪ストーブを同時に焚いてみようと思う。リビングはコンベクションヒータのエクストララージ、仕事部屋はエンライトのミディアムである。1人で2つの炎を管理するのは初めてのことですこし緊張する。しかし、焚き始めてわずか30分にしてエクストララージのテーブルトップが順調に400度まで上がっていった。立ち上がりがずいぶん早い!これはダブルからシングル煙突に変えたため?それともカラカラに乾燥させたナラのお陰だろうか?2台の薪ストーブの面倒をみるのは決して容易ではないが、一度炎が安定してしまえばこちらのもの。鉄瓶の湯はあっという間に沸騰する。いつでも熱い珈琲を淹れることができる、それは私のささやかな夢でもあった。部屋は充分に暖まり、マイナス10℃以下の冬本番が楽しみになる。

今日もアカゲラやカケスの姿が庭にあり、コンコンと何かを突付く音が響いている。いよいよ我が家も外壁に穴が開く日が来たか!と思い、音のする方へ近づいてみると、突付いているのは生きた樹木ではなく、割った薪だった。仕事部屋前のデッキに積み重ねられた薪の皮を必死で突付いて、中にいる虫を探しているようである。こちらとしては大歓迎だが、もしかすると今年は餌が足りないのかもしれない。鳥達が去ると、霧雨は次第にまとまった雨に変わっていった。天気図を見ると前線を伴った2つ玉低気圧がゆっくりと北上している。時折、ザザーッという風の音とともに横なぐりの雨が窓を叩きつける。これほどの雨だと、せっかくいい色に染まった落葉樹の葉が一気に落ちていってしまいそうだ。

time : 22:17 | コメント (0) | Trackback (1)

2006年10月21日

裏庭のキノコ

06.10.21momijigari.jpg

今日も朝から見事な秋晴れ!離山もようやく色づきはじめて、紅葉狩りを楽しむには絶好の週末となった。カサ、カサッと枯葉を踏みながらの散歩は今だけの楽しみ。軽井沢の別荘には夏しか行かないという方が意外と多いようだが、秋を見ないなんて勿体無いなぁと思う。足元に転がる木の実、色づく葉、そして一年の役目を終えた葉が地面に帰っていくさまを、静かに眺めることができるのだから。
昨年、八ヶ岳に身を置いてしみじみ感じたことがある。それは、軽井沢の、道路まで張り出した枝葉が作り出す木漏れ日の美しさ。フロントガラスに緑の影と光が交互に映りこんでいく通りというのは意外と少ないのかもしれないと思ったものだ。

せっかくのお天気なので少しばかりサイクリングを楽しむことに。走り出して数分も経たないうちに見事な紅葉に目を奪わられ、歩きでも良かったねというくらいに立ち止まるようになる。その度に後ろを振り返るが人影もなく、土曜だというのに誰ともすれ違わない。こんな贅沢ってほかにあるだろうか?
ちょっとそこまでのサイクリングが、気づくと2時間が経過していた。さすがに小腹が減り、5月に出来たという気になる燻製のお店で軽く食事とする。ちょっとそこまでと思って出たので、ポケットには千円札がたったの4枚。こうなったらメニューとのにらめっこだ。どうしてカードを持ってこないのだと旦那さんに説教される。が、この店内に君のそのラフすぎる衣装もどうかと思う。燻製盛り合わせ+パスタ+パンをオーダーし、コーヒーを我慢してお腹も懐もなんとかセーフ。そのコーヒー代は、立ち寄った○○農園で山のような もぎたて林檎(しかも3種類)に変わった。林檎をぶるさげて複雑な気持ちになりながら家へ。

数時間のうちに庭は落ち葉でいっぱいになっていた。これは裏庭も掃かないと!とホーキを持って久しぶりに裏庭へまわってみると、ウワミズサクラの足元に無数の”キノコ”が。よく見ると、それは昨年置いた”なめこ”の原木からだった。うれしいー!!今日、もし落ち葉掻きを思い立たなかったら、私はこのなめこに気づいただろうか?旬とは嵐のようにいつも突然やってくる。キノコ狩りが自宅でできるなんて、もう楽しくて嬉しくてたまらない。夕食は、なめこと下仁田ネギの味噌汁+山の舞茸と少し大きななめこのソテー+ヤリいかの西京味噌漬けで決まり。

06.10.21 nameko.jpg

time : 16:42 | コメント (0) | Trackback (14)

2006年10月19日

住所移転のお葉書

気持ちのよい秋晴れが続き、日中は半袖で過ごせるほど暖かい。といっても気温は20℃もいっていないのだから、知らぬ間に寒さに順応しているのだろうと思う。こんな日が続くと、自分のリズムで自由にスケジュールを組むことができる。しかし、早いもので10月も下旬。もうすぐ、雲の様子を見ながら、自然のリズムに身を委ねて過ごす日々がはじまる。自宅が、登山やクライミングのベースキャンプと化していくような感じだ。

06.10.19 oshibana.jpg

ここにきて、友人から立て続けに住所移転を知らせるハガキが届いている。そうか、今年も残すところ2ヶ月、年賀状の宛先を知らせる時期になったのだ。そして住所を見ると、お馴染みの#○○○マークがない。○ー○ー○と番地で終わる住所。マンションへの引っ越しをやめて、みんな一戸建てを建てたというわけです。1億2000万人もの人が暮らす日本だけれど、旅をしてみるとわかります。全ての人が”土の上”に住めるのではないかと。

time : 11:10 | コメント (0) | Trackback (81)

2006年10月17日

ウッドペッカー

秋晴れが続いている。今日の東京は残暑が厳しく長袖シャツでは汗ばむ陽気だとか。朝、旦那さんが家を出るときの気温はわずか5℃。ウールのカーディガンなど着こんで上京していたら、北国からやってきたと思われただろう。

最近、庭に”アカゲラ”がよく来るようになった。いま私の住んでいる辺りでは、シジュウカラのように頻繁にはやってくる鳥ではない。どんよりと曇った、今にも雨が降りだしそうな時や、霧の中からふいに現れ、「あっ、ゲラが来た!」と珍しがるのが常である。だから、今日のような晴天日に何の警戒もなく飛来してくることを不思議に思う。コン、コンとまるでドアをノックするような音を立てながら、時々何かをついばみ、ニレケヤキのてっぺんまで勢いよく登っていく。ウッドペッカーという名前は本当にぴったり。この鳥から名を借りた店も多いのではないだろうか?アンティーク家具の店、喫茶店、ペンションなどがすぐに浮かんでくる。アカゲラやアオゲラの魅力はなんといってその体の大きさ、美しい色あい。木漏れ日が、美しい背中を無防備に照らしている。よく見ると赤い羽根はほんの一部、なのにこの鳥を印象付ける色となっているのだ。怖いくらい静かな秋の午後に、美しい姿とはギャップがありすぎな?ギャッ、ギャッという鳴き声が響きわたる。この冷気、この静けさはきっと1年ぶりのこと。深まる秋のサイン。

time : 00:22 | コメント (0) | Trackback (16)

2006年10月15日

急なお誘いが多い場所?

06.10.16 yane kaede.jpg

じっとしているのが惜しいほどの秋晴れであった。朝一番で土壌改良用の土を買いに行き、さぁ始めるかと車から降ろしたその瞬間に、知人が走って現れた。変な言い方だけれど本当のことで、「一緒にドライブに行かない?いや、行ってもらえないか!」という半ば強制的なお誘いだったのだ。旦那さんは仕事だし、今日の私にNoと言えるだけの理由は見つからず思い切って出かけることにした。

軽井沢に来て驚いたことは、こういった急展開が日常茶飯事に起こっていること。一期一会とか、一時が万事というタイミングを一度外したら最後、避暑地であるがゆえに次回会うのは来年といったことも多い。行き先は八ヶ岳方面。松原湖の辺りから迫ってくる山並みに秋をみる。甲斐大泉周辺はここにきて急に紅葉が始まったようで黄葉が見ごろであった。甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳の稜線がしっかり見えると気分も上々。眺めのいい場所で、今しか出会えない秋の食材に舌鼓を打つ。ここ信州にはまだまだ私の知らない食材が沢山あり、美味いものを作っている方々がいることを再認識。急なお誘いは”今この時にしか味わえない、見れない”旬の楽しみを共に享受しようというものである。20年以上も前からこの地で暮らしている知人であり大先輩、お誘いありがとうございました!

time : 15:31 | コメント (0) | Trackback (17)

2006年10月10日

5℃~20℃へ 深まる秋の庭で

06.10.10 maruba.jpg

今朝の気温は5℃!と最近では一番の冷え込み。長野県内の天気予報を見ていると、いつも軽井沢だけ不安になるほど最低気温が低いのだが、開田高原とほぼ同じであることに気づいた。朝日を浴びて曇りきった窓が透明になっていく。庭のシャラの葉がもうこれ以上ないという赤に色づき、見上げれば日本人なら誰もが秋とわかる空が広がっていた。
どの季節も好きだが、秋は夕暮前の陽射しが格段に美しいと思う。きりりと冷えた空気がそうさせるのか、枯草の中でひっそりと咲く菊の花もしっかりと秋の光を浴びてなんだか暖かそう。

写真は、紅葉が見事なマルバノキと、我が家で今年最後の野草となるイワシャジンを眩しいほどの光が照らした夕暮前の一こま。からりとした秋の空気は干し物にもぴったり。旦那さんは薪小屋の梁にダイビングのドライスーツやら小物を干して、私は脂ののった鮭を海水に数時間つけたものを天日干しに。考えてみたら両方とも高原に不似合いな潮の香りですね。いずれにしても、塩鮭とはもうまったく違った美味しさでした。おすすめ!

06.10.10 ichiyaboshi.jpg

time : 23:21 | コメント (0) | Trackback (0)

2006年10月02日

季の移り変わり

06.10.2 taniku kouyou.jpg

いよいよ10月。昨晩から強い雨が降り続いている。
今年は例年より日の経つのが早い。出張が多いこともあるが、気づくと日曜日が訪れ「あぁ、もう一週間が経ってしまったのか」と何度も感じてきた。9月も下旬になれば薪ストーブを焚くのが常であるのに、今シーズンはまだそこまでの寒さになっていない。お盆の頃に出回るはずの”みょうが”が今頃大量に店に並んでいたりするから、秋であるのにまだしっかり夏が居座っているような気もする。最近の気候はどこか妙と思うが、どの辺りから異常気象と言えるのか?その線引きさえ困難になっている。

そんな状況であっても庭の樹木は静かに色づき、葉を落とし、紅葉のクライマックスへと向かいはじめる。(写真は少しずつ紅葉する多肉植物。 これから真っ赤に紅葉していく)
清冽だった緑の葉が暖色に変化していく様、そこに赤い実など見つけると途端に幸せな心持ちになっている。栗やドングリといった秋の実りは、人であるよりも前に私達は動物であるという、大事なサインを発する存在になっているのかもしれない。

06.9.29 kurihiroi jpg.jpg

まだ暖房の要らない気温であるが、”季”分転換に今日は仕事部屋の新たな薪ストーブ エンライトに火をいれる。今シーズンの薪はドングリの母であるナラである。ほっこりした暖かさとともに贅沢な甘い香りが部屋いっぱいに広がっていく。暖かさとは裏腹に、冬へ入る前には誰しも少なからず感じるあの何とも言えない緊張感が一瞬だけかすめていった。

time : 15:28 | コメント (0) | Trackback (79)