Studio Born Conduction
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Born Conduction Life in 軽井沢
避暑地軽井沢で骨に響く豊かな生活を目指して奮闘中。Yuuko のつれづれ日記。

2006年06月26日

椰子の繊維どろぼう

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薪小屋に吊り下げたハンギングバスケットはよくある椰子の繊維で出来たものだが、これが野鳥たちには喉から手が出るほど欲しいものらしい。繊維を嘴いっぱいに銜えて急いで持ち帰る様子をこれまで何度も目にしている。そして遂にこのハンギングバスケットは土が零れ落ちるほどぼろぼろになってしまった。
雨上がり、植物の香りが立ち昇る裏庭を歩く。コブシの木がずいぶん立派になった。まるでサワフタギの葉のように生い茂った木の下をくぐると頭上に小さな鳥の巣が!無意識にシーッと指を立ててしまう。この巣の主はメジロで今まさに卵を温めている最中のようだ。気づかれないように巣をこっそり見てみると、見覚えのある椰子の繊維で出来ている。ははぁ、我が家のバスケットはこの子たちの仕業だったんだな。その他にはナイロンの白いテープも使われていてこれにはショック。自然に分解されないものは不用意に放置しないようにしたい。林の中でこういう人工的なものを目にすると無性に違和感を覚えるのだ。よく、これから伐採する木にナイロンの赤テープが巻かれているが、これとて今では自然に分解される紙でできた蛍光色のマーキングテープ(ハスクバーナー製)が出ているのだ。
唐松の影に埋もれていた小さなコブシの木に陽が当るようになって4年。木が伸び伸びと成長しただけでなく、そこでは新たな生命が育まれつつある。

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2006年06月23日

幅1.8mの小さな野菜畑

夏はやっぱりビールでしょ!という知人から枝豆ととうもろこしの種をいただいたのは6月2日のこと。翌日、果たして収穫は間に合うのか?と一抹の不安を抱きながらも専用のポットに種蒔きをした。梅雨時期の外気温は15℃前後と発芽温度の25℃にはほど遠い。ビニールシートで簡単なハウスを作ることも考えたが、初夏の陽射しを期待して我が家で一番日当りの良いデッキで成長を待つ。2週間後、ようやく発芽した野菜たちは遅れを挽回するかのように急成長!そろそろ地植えをしなければならないが、気づけばもう畑に最適な場所がない。そこで思いついたのが毎年3月に森林組合の楢の丸太が置かれる南面の場所だった。丸太の幅は2m。それを2台の薪ストーブに入る長さに玉切りしてから薪にしていく。入梅前にこの場所を空ける(すなわち薪割りを終了させる!)のが鉄則だから、6月~翌年の2月まではフリースペースとなる。木を植えられないので畑がベストである。毎年2mの丸太が積まれることを想定して幅1.8m分を浅間石で囲う。この中が我が家初の小さな野菜畑。狭い庭で苦肉の策だが面白くなりそう。寒冷地の短い夏に確実に収穫することを考えるとやはり温室での苗栽培が必須なのだろう。ガラスの温室(冷床)作ってみようかな。

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2006年06月19日

戸隠奥社

今朝は雨音でも鳥のさえずりでもなく、蝉の声で目覚めた。最高気温は都心で30℃を超えるというから今日の軽井沢は真夏日になることだろう。天気図を見る。ここ2、3日は梅雨の中休みが期待できそうだ。新緑の中を走りたい!と思いついた先は戸隠山麓。さすがに山深い。行く手にそびえる真っ白な雪に包まれた山々は妙高。軽井沢からこんなに近かったのかと驚く。今日はドライブがメインの楽しみだがせっかくなので戸隠神社の奥社を散策することに。車を停め、まずは参道口に建つ茶屋でざる蕎麦をいただく。涼しげな格子のこの茶屋は隈 研吾さんのデザイン。さすがに蕎麦の激戦区だけあってハズレの店は少ないのかもしれない。さて参道を歩いてみよう。先の見えない長い参道であるが、道の両側に沢が流れていて山野草も多く飽きることはない。しかし、すこし歩くと残り1400mという表示が!ここから1.4kmもあるのか。1人ならひよってしまいそうな距離である。それでも心配は無用だった。赤い門をくぐった先には樹齢400年にもなる杉の巨木が立ち並ぶ荘厳な風景が広がり、神域に踏み入っていくような感覚になる。次回はぜひ朝靄の中を歩いてみたいと思う。戸隠村には竹細工の店が何件かあり、丈夫な根曲がり竹を使ったものが特産品なのだという。そういえば、さっき蕎麦が盛られていたザルの編み方も一風変わっていたっけ。一日に2枚しか編めないというそのザル(20年はもつ)をお土産に買って、黒姫高原経由で帰路についた。次回は紅葉のころ、登山とあわせて宿坊に泊まって地元の霧下蕎麦をじっくり堪能してみたい。

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2006年06月15日

梅仕事

今日も雨。子供のころ、おばあちゃん同士が晴れた日によく「今日はいいあんばいだねぇ」と言い合っていたことを思い出す。漬物を漬けて味見するときも「いいあんばいだ」と言っている。余計に?である。当時の私はその言葉の意味がわからず首をかしげていたのだ。おばあちゃん達にしか通じない特別な言葉なのかと思った時もある。今では聞きなれない”塩梅”という言葉は、ちょうどいいという意味だが、梅仕事をする今の季節にぴったりの言葉である。梅雨の晴れ間を見つけたら、梅と赤シソに塩を振り天日干しして梅干を作る。酒好きなら梅酒も作る。蒸し暑い日本の夏を乗り切る大事な仕事だ。

time : 15:03 | コメント (0) | Trackback (0)

2006年06月12日

花束で終わるアルバム

ここ信州も入梅。折りたたみ傘をバッグに入れて東京そして定年退職したばかりの母へ会いに行く。「お疲れ様でした」とプレゼントの時計を渡すと子供のように飛び上がって喜んでくれた。夕食後、アルバムを持って現れた母は、「やっと時間ができたので入社当時からの写真をアルバムに整理しているの」と言う。最後のページは定年日にいただいたという花束の写真。母がせっせと写真整理している姿を懐かしく思う。子供の成長とともに”アルバムを作る”時間は後回しになっていったのかもしれない。最近はほとんどの写真をデジカメで撮るようになってPCに保管するようになってしまったから、いわゆる手の平で繰り返し見る”写真”はめっきり減ってしまった。そうなるとアルバムを作る機会もおのずと減る。何度も思い出すことがいつまでも鮮明な記憶を保つ秘訣なのに、これではいけない。昨夜の夕食を思い返すと、その日に起こったエピソードを鮮明に思い出したりするから不思議だ。いいシーンは積極的に現像して、アナログなものも大事にしていこうと思う。

time : 14:15 | コメント (0) | Trackback (0)

2006年06月07日

SEED BANK

昨日今日と大気の状態が不安定で、雷の音がごろごろと鳴り響く午後が続いている。時折スコールのような強い雨が地面を叩きつけるから、先週から舞っている黄砂あるいは花粉?も流れてくれるかなと期待する。一週間ぶりに出張から戻った旦那さんは、庭の木々や足元の植物の成長にただ感心している様子。毎日見ていても劇的な変化を感じるのだから7日ぶりはさぞ凄かっただろうな。
今朝、庭の片隅でハッとするほど濃い紫色の美しいアヤメが咲いた!実はこれ、植えた憶えがないものなのだ。3年くらい前からアヤメのような水仙のような葉が突然生え出したことは記憶にある。だがしかし、こんな不思議なことがあるのだろうか。”土壌はSEED BANK”と聞いたことはあるし実際そうなのだと思うが、目の当たりにするとやはりびっくりする。球根の植物だって元は種で子孫を残していくのだ。この庭も私が植物を植えたり抜いたりをやめて10年も経ったなら、野鳥や昆虫が運ぶ種で今とは相当異なった植物の庭になるのだろう。

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time : 14:27 | コメント (0) | Trackback (0)

2006年06月03日

ヘッドライトとサングラス

朝一でトンボの湯へ。ごうごうと流れるかけ流しの湯をほとんど誰もいない時間に満喫する。浅間山はガスに隠れているが、頭上はまだ青空。さっそく露天風呂へ向かうと水が光に反射して綺麗だ。遠くの木々がふわっと風に揺れる。その瞬間、何やら白いものが目に飛び込んできた。あれ?あんなところに白い花を咲かせる木があったっけ?と目を凝らす。するとやはり花ではない。葉の裏側の淡い緑色が白っぽく、それがまるで花に見えたのだ。それほど新緑が濃くなってきたという証拠。唐松の葉だってもう柔やわとはしていない。若葉はいつの間にか大人のモスグリーン色になっている。カレンダーどおりにはいかない”今年の初夏”の訪れは自然を見て感じるのが楽しい。1時間後、サングラスをしてハンドルを握る。少し走るとすれ違う車のヘッドライトが点灯したままになった。この先は間違いなく霧。それもかなり濃い霧と知らせてくれる。私のサングラスを見て、この先には晴れ間があることに気づいてくれるといいな。

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time : 13:09 | コメント (0) | Trackback (0)

2006年06月02日

OLD & NEW

店でズッキーニの苗を手に取り、今シーズンは初の野菜栽培にトライしてみようかと迷っていた。すると「○○さーん!」と声をかけられ、振り向けば知人の建築家夫妻。ひょんな所で久しぶりの再会である。古い家の改築を終えてようやく住める状態になったという。「それじゃぁ、ぜひ今度お邪魔させてくださいね」と言うと、「今度じゃ予定が立たない。良かったらこれから来ませんか?」こういう急展開が日常的になるから、ここは面白い場所。改装前にいろいろ相談を受けていたあの家はどのような変化を遂げただろうか?記憶を辿って車を走らせる。が、肝心の家を見失い行き過ぎてしまう。生い茂る木々の緑が建物を隠してしまったのだ。来た道を引き返してやっと到着。昔の佇まいを残しながらも、中はオール電化の最新の作りにしたという。まず、暗かった室内がずいぶん明るくなっていてびっくり。さすが本職である。トップライトの優しい光が廊下を照らし、新たに設置された薪ストーブから温もりが感じられて。時を経た梁や木のガラス戸の風合いは新築には到底出せない風情があり、無造作に置かれた軽井沢彫りの家具もしっくりくる。こういう住まい方も素敵!

time : 16:20 | コメント (0) | Trackback (0)