| 避暑地軽井沢で骨に響く豊かな生活を目指して奮闘中。Yuuko のつれづれ日記。 | |||||
2006年03月30日
ふたたび雪化粧の浅間山
暖かくなったのも束の間。浅間山もふたたび雪化粧をして、その吹き降ろしが風に乗って、あおられて、舞っている。無彩色の真冬の形相だ。日中の気温は最高でも3℃ほどで今夜は-6℃まで冷え込むというから、+の気温に慣れたきた身体に寒さがしみる。庭の鉄鉢の水もガチガチに凍っていく。しかし、雪はどこにも残っていない。餌をついばむ野鳥が乾いた喉を潤すことができずに困っているようにも見える。
time : 11:59 | コメント (0) | Trackback (0)
2006年03月24日
フキノトウが知らせる春
昨日の夕方、庭に沢山のフキノトウが顔を出していることに気づいた。昨年は根雪の中から、この春一番の若草色の息吹が見え隠れしたことを思い出す。自分で植えたわけでもなく、もともとこの土地に自生していたから不思議である。長い長い冬の後には必ず春がやってきて、我が家のフキノトウも、同じ場所、出るべき時期を見計らって、すっくと地中から生えてくる。一回目の収穫では天ぷら。二回目からはドレッシング(刻んだフキノトウをナッツオイルで熱して、ワインヴィネガーと混ぜる)にして、しばし生命力溢れるほろ苦い春の恵みを味わおう。山菜のほろ苦さの成分はポリフェノール。冬の体を抗酸化させる役目があるというから、今の時期に食べるのは理にかなっているというわけだ。
time : 17:09 | コメント (0) | Trackback (0)
2006年03月23日
メンテナンスは楽しみでもある
今週は、ついに外壁のペンキ塗りがスタート。ウエスタンレッドシダーのカビ&汚れ落としから始まって、一度塗り、二度塗りと3段階の工程を踏む。この作業、本来なら足場を組むのがベターなのだろうが、自分のペースで塗っていきたいので梯子と脚立でトライ。我が家の場合、1人で安全に作業ができるのは脚立で届く下の窓まで。それ以上は壁に梯子をかけ、バランスを取りながら塗ることになるから時には支え役も必要になる。いずれにしても高所なので油断は大敵。家づくりとは難しい。「この建物は、今後自分がメンテナンスをしていくのだから」と考えて作っていたら(その案も考えていたが実行しなかった!)もっと安全で、こまめにメンテナンスができる家になっていたかもしれないと思う。作業していると、いろいろ反省したり。次に建てる家はここまで考えて作ろう!と夢を膨らませてみたり。
4年間の雨や風雪に耐えてきた外壁である。自らの手で、一枚一枚汚れを落とし、新たな塗料で保護していくと、思っている以上に家に愛着が湧いてくるのがわかる。
time : 12:56 | コメント (0) | Trackback (0)
2006年03月14日
庭師を越えて
2ヶ月ぶりの八ヶ岳入り。軽井沢よりずっと日当たりの良い斜面のためか雪はどこにもない。スタッフは雪掻きした回数を憶えていて、いつもより楽な冬であったことがわかる。こんな年もあるのだなぁ...。
3月の雑木林は初めて見る。だいぶ木々の冬芽が膨らんだ。凍土も融けつつあり落ち葉の中から福寿草の黄色い花が顔を出していた。植物が春へ向かって静かに歩いてくるのがわかる。もう少しすると、凄いスピードで駆け抜けていくだろう。それに負けじと人も頑張っていた。まず中庭を見て「いったい、どうしたの!」と驚く私。冬の間のメンテナンスならわかる。が、デッキが増えたり、壁がなくなっていたりと、とにかく凄いリニューアルでその作業も終盤をむかえていた。12日、13日でパパさんと真吾さんがサラサドウダンの移植と枕木工事を行うという。林の造園工事はなんと9年ぶり!そんな貴重な瞬間に偶然立ち会えるなんて幸運である。「ずっとこの子を別の場所に移してあげたかった。それが何時かを待っていた」「今年はこの時期でもう土が融けてきている。そしてこの作業は2人でやりたかった」と話すパパさん。まるでわが子を慈しむような木の移植だった。移植を終えると冷たい雨が降りだし、パパさん今度は足早にデッキのペンキ塗りにとりかかる。全てが急ピッチで進められていく。翌朝は冷え込みが厳しく移植したドウダンが気になった。しかし、大丈夫!その横に新たに枕木の階段が作られる。大の男が4人がかりである。枕木をいじることは想像以上の大仕事なのだと知った。倶楽部の高台である場所は、階段がついたことでステージのようになって、最高の眺め。この3日間で劇的に倶楽部は変貌を遂げた。庭師としての技術はとうに越えていて、経験による研ぎ澄まされた感性をパパさんに見た。恐れ入った。私のいた3日間は、雨、晴れ、曇のち吹雪という天気で、雑木林はいろいろな表情を見せてくれた。どれも悔しいほど美しく、優しさに満ちていて、ああしてひとつずつ、少しずつ作り上げたものの集大成としての魅力なのだと思った。今日をもって私はここを卒業する。春、カタクリが咲く風景を私は知らない。これからはゲストとして四季折々の倶楽部を見ていこう。
time : 23:55 | コメント (0) | Trackback (0)
2006年03月11日
薪割りはじまる
風景から白(雪)が消えて、緊張感が解けたような気がする。今日は朝から水辺鉢にかわるがわる野鳥が来ている。水を飲みにきているのだ。明け方はまだ氷点下の日もあるけれど、いよいよ春が近づいてきたなぁと思う。これで地面がぬかるんでいなければクライミングといきたいところだが、二人揃っての休みは貴重で、届いたばかりの楢に手をつけることにした。チェンソーの音が鳴り響く。手を休めるとどこかで同じ音がしている。どうやら我が家だけではないらしい。そういう季節になったのだ。長袖Tシャツで過ごせる陽気に心が浮き立つ。お昼はデッキに腰掛けて作業着のままお寿司を食べる。日が暮れるまで薪割りを続けると薪小屋は薪でいっぱいになった。
time : 23:22 | コメント (0) | Trackback (0)
2006年03月09日
ステンプルーフ
税務署に行ったりと忙しい一日。明け方は寒かったけれど日中は穏やかに晴れた。この家ももう4年目に入るため、そろそろ木壁の塗り重ねが必要だ。まず、コシイの塗料 ステンプルーフ16ℓを2缶注文して。塗装に入る前に同じくコシイのカビケスでカビを落すといいらしい。この一連の作業を自力でやるのは思っている以上に大変かもしれないが、いつでも開始できるように準備だけはしておこう。いろいろなことが動き出す、春。
time : 21:00 | コメント (0) | Trackback (0)
2006年03月08日
解凍はじまる
今日の軽井沢は10℃を越え、一気に春がやってきたかのよう。東京は20℃近くまで上がったというからそろそろ花見が楽しめるかな?永い冬の間にガチガチに凍って凸凹になった地面の解凍がいよいよ始まって、庭を歩くと落葉の下で地面がぬるりと動く。そして気づくと靴の裏側がまるでチョコレートになっている。毎年、この地面の解凍期間だけは少し憂鬱になるが、このまま春になるのは早すぎるような。夕食後、地下室の完成間近のジムで30分ほどトレーニング。手足を使うと気分の切り替えもできて頭まですっきり。これからも、できる時は毎日のように壁に触れていこうと思う。明日は一転して最高気温が4℃!というから三寒四温はもう暫く続きそうだ。
time : 10:53 | コメント (0) | Trackback (0)
2006年03月06日
楢 4.6t きこりの季節
森林組合から、予約しておいた楢の玉切りが到着した。薪になる木を買うのは2度目になる。昨年は2t分の楢を買って、あぁ大変だと思いながらも比較的スムーズに楽しみながら薪割りを終えた感がある。しかし、今回はその倍!車一台分のスペースを占領する量である。ここに置かれた丸太はこれから2人の力で全て「薪」にして、遅くとも6月には乾燥体制に入らせてあげたい。楢の薪は家のエクステリアとしても美しく、火力や火もちも充分で優秀である。いい木にはお金を出す価値があると、わかってきたのだ。しかし、ユニックから丸太を下ろす際、職人さんが言っていることがさっぱりわからなかった。方言である。適当に相槌を打つ他になす術はなく、職人さんはたった1人で綺麗に丸太を下ろしていった。
小布施ワイナリーの曽我さんが、「春、これから私はきこりになります」と言っていた。彼らが切るのは林檎の木。「林檎の木は薪にするといい香りがします」と言う。最近、林檎は儲からないからやめてしまう農家さんが多いのだとか。果物は実るまでに時間を要するもの、本当に、本当に無にしてしまっていいの?という気もするが、農家さんも断腸の思いあってのことであろう。葡萄畑に生まれ変わるのも運命かもしれない。
time : 09:51 | コメント (0) | Trackback (0)
2006年03月05日
春の魚の天ぷら
小春日和といっていい穏やかな陽気。これからの季節、デッキ用にと買ったパントンチェアを出して一人お茶を楽しもう。風を浴びなければデッキの上は信じられないほど暖かく(ポスト横の気温計は南向きのこともあり25℃を指している)今日はアイスティーを淹れる。雪もまばらで、車の少なく静かな日曜の午後。
ツルヤへ買い物に行く。日曜だというのに鮮魚コーナーが充実!「メギス」という魚に目が止まりカゴに入れる。キスの仲間なのだろうか?これは天ぷらにしたら美味しそうである。それに、なんとなくキスという魚は春めいている。今日の旦那さんは、「あまりお腹が空いていないので夕食は軽く。あー、無くてもいいやぁ」なんて言っている。こういうのが一番困る。私は食べますぞ!とまずご飯を炊いて、まな板と包丁を取り出す。丸い胴体の小さな魚をさばくのは初めてでうまくいかない。天ぷらにした時の、あのかるーい触感を疑うほど身はしっかりしていて、やけに硬い骨がしっかりと身に食い込んでいる。ううむ、むずかしい。新鮮だが魚特有の血生臭さはやっぱり苦手だ。冷静でいないとこの臭いにやられて途中で放り出したくなる。ようやく8尾をさばいた。綺麗に開けたのは半分。
塩をふって、軽く衣をつけてヒマワリ油で揚げていく。音と香りに気づいて奥から旦那さんがやってきた。ずるい人である。はふはふっとキス天を私より早くほおばっている。最初は塩、次は天つゆで。おもわず「美味い、美味い」と唸ってしまう。下仁田ネギやセロリも揚げて最後はキス天丼で締めくくり。苦労したけれど、天ぷらはさばきたて、揚げたてが最高!
time : 13:26 | コメント (0) | Trackback (0)
2006年03月04日
「悠々として急げ」
地下室の大掃除に引き続き、今日は薪小屋の大掃除。来週には森林組合から 5 t 分のナラが届くので、旦那さんはデッキ上の薪棚で半ば乾燥を終えた薪をネコに乗せて小屋の薪棚に移し替えていく。私はというと、昨年のちょうど雪が降リ出した頃だ、慌ててビニールシートで覆い隠した庭いじりのグッズや不要なものを片付けることにして。どれもこれも数ヶ月の埃をかぶっている。昨年は相当の植物を庭に植えたのだなと大量の空の植木鉢を見て思う。植木鉢は緑と紺色のものだけを残して後は潔く捨てよう。陽が暮れると、やはりまだ寒い。今夜は開高さんの釣り紀行「悠々として急げ スコットランド紀行」が放映される。番組の冒頭で茅ヶ崎の書斎が映し出された。これまで観てきたものと構成が違う。変だなと思った。そしてもしや?と思った。開高さんはこの1988年の紀行の後、平成元年に帰らぬ人となったのだ。その追悼をこめて急遽編集されたような構成になっていた。苦笑の後に突然発せられる、ずっしりと深い一言一句に耳を傾ける。その佇まいを忘れまいと目に焼き付ける。数週間前、ふいに手に取り読み返した「珠玉」に描かれた場面が生き生きとそこにあった。私は今日のこの時間をきっと忘れないだろうと思う。
time : 19:42 | コメント (0) | Trackback (0)
2006年03月03日
心地いいヒルズ
明け方の気温は-8℃と再び寒さが戻ってきた。今日は久しぶりにあさまに乗って東京へ。標高が下がるにつれて車窓から春らしい色が目に飛び込んでくるこの時期。しかし、ちらほらと紅梅に気づいた他はまだ冬の風景。今年は下もまだ寒いのか?桜の開花も2週間くらい遅れているとか。東京駅のプラットホームは息が白くなるほどの寒さで、東京だからと薄着したのは間違いと後悔した。
行きつけのヘアサロンの美容師さんがいよいよ独立することになって、「改装中だが切れます」というお店へ出向く。彼はとても元気そうで安心した。自分の店を持つことは多くの美容師の夢であろう。店内の壁はまだプラスターボードで配管もむき出しの状態。もちろん職人さんも作業中だ。しかし、日当りの良いガラスブロッグには真新しいミラーが2つ掛けられ、その前にちょこんと椅子が置かれている。私はいつものようにカラーリングとカットとシャンプーを終えた。何も不自由はない。それが不思議だった。腕のいい美容師とシャンプー台があればノープロブレム!手に職とはこういうこと。これからも頑張ってとエールを送った。夕方の表参道を歩く。今にも雨が降ってきそうな空にまだ芽吹かぬケヤキの枝。東京もまだ冬のようだ。空が暗くなるにつれてビルから灯りがこぼれてくる。最近建ちはじめた一流ブランドのビル(トッズ、ヴィトンなど)の多くは、これまでのビルと違って、内部から美しい照明が外へ放出されるデザインが多い。これは革新的な建築構造で実現した外観であるが、その建物からこぼれる灯りの色が、やはり都会の洗練を受けた色なのである。銀座と同じようなビルが建っているはずなのに、どこか安心する表参道。それは、ここに建つ建物の前に必ずやケヤキの大木があるということだろう。2月11日にオープンした表参道ヒルズへ立ち寄ってみよう。何の予習もなしだ。美容室から表参道ヒルズへは一直線だった。小学校にぶつかる。その横から同潤会アパートが連なっていた風景を思い出そうとする。が、鮮明に思い出したのは長い工事期間中に見た植物のフェンスだった。様変わりしていた。コンクリートとガラスの洗練された安藤さんらしい建物。内部の吹き抜けが美しい。スロープと階段とエスカレーター、エレベーター、好きなものを使って各階を見ることができる。どの店も敷居が低く感じられて、どこへでも入っていける空気があった。最近気に入っているアマダナの旗艦店もあった。喉が渇いた。トラヤ、ジャンポール・エヴァンどちらも待ちである。デロンギカフェもあったがどうも落ち着けない。あっ、ワインが並んでいる。酒屋だろうか?ワインボトルの並ぶディスペンサーを見て、これだと思った。一杯から試飲できるワイン・バーといったところだろうか。この店で一番高いのはOPAS ONE。一杯ではない、グラスに少しだがテイスティングには充分な20mlで¥1575であった。私は、この店にはこれからも頻繁に来るだろうとカードにチャージをして、ニュージーランドのSBとナパのCをお店の方と話しながら飲んだ。すっかりいい気分である。軽井沢ではできない、こういうことを幸せに感じるのだ。かつての同潤会アパートを復元した建物へ階段で上がっていく。どの階からもケヤキが見える。それを通して参道向かいの艶っぽいヴィトンの建物がいよいよ灯りを放ちはじめている。表参道も裏手は静かな住宅地である。木造の家の庭で紅梅だけが満開に咲いていた。想像していたよりずっと親近感のある、表参道ヒルズだった。
time : 22:15 | コメント (0) | Trackback (0)
2006年03月01日
水音が響く
今日から3月。何を急いでいるのだ?と聞きたくなるほど慌てて餌をついばむ野鳥の群れが去ると、スイッチが入ったかのように突然雨が降り出した。そして今日一日ずっと雨は降り続いた。雪のない屋根だから、雨だけが勢いよく流れ落ちていく。BGMを消すと雨音だけが響いてくる。ポチャリ、ポチャリとかなり大きな音である。かつて屋久島で聴いた、苔むした岩肌から流れ落ちる水音に似ている。まだ苔の香りこそないが、今日は軽井沢であるような、ないような、もう冬も終わりか。
time : 18:07 | コメント (0) | Trackback (0)



