Studio Born Conduction
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Born Conduction Life in 軽井沢
避暑地軽井沢で骨に響く豊かな生活を目指して奮闘中。Yuuko のつれづれ日記。

2004年10月31日

秋の終 黄金色の唐松

朝からよく晴れている。ふと見上げると、唐松が黄金色に紅葉していた。
連日のように、空から唐松の針のような葉が、まるで小雪が舞うように降ってくる。黒いデッキは掃いても掃いても黄金色の葉でいっぱいになる。それでも私は時間があるときは、一日に2回掃き掃除をする。実家で暮らしていた頃、敷地内の西側にある稲荷様へのアプローチは、秋になると銀杏の葉で黄色に染まった。それを朝と晩に掃き清めるのが、我が家の子供の役目であった。子供ながらに、まとまったら掃けばいいじゃないかと抵抗したこともあった。しかし、毎日掃き清めることが重要なのだった。落ち葉が集まると、たまに焚き火をして祖父が焼き芋を作ってくれた。軽井沢には、銀杏の樹はほとんどない。秋を伝える金木犀の香りもない。しかし、私は落ち葉を掃いている。火も焚いている。それだけは変わらないことに気づいた。

time : 15:00 | コメント (0) | Trackback (41)

2004年10月30日

2日連続の成果は・・・

東京で、美味しい食事と美味しいお酒をたくさん身体に蓄えてから1週間ぶりのクライミング。金曜日の午後、土曜日の午前と、雨を避けるように立て続けに岩場へ向かった。ここ1週間で急に寒くなってきたので、岩の冷たさに愕然とする。もう自然の岩場で登れる日は短いのか。ウォーミングアップの1本目は、指先の感覚がゼロ。手にもう一枚皮があるのかというくらい違和感がある。まるで手袋をして登る冬壁のようだ。2日立て続けに岩場へ行ったが、成果は得られなかった。11グレードの3本目を狙いたいのだが、この岩の冷たさの中でどうできようか。しかし、同じ状況でも旦那は着々と成果を出している。やはり精神力かもしれない。”道”と名のつく世界に身を置いてみたくなった。日本を代表するクライマー平山ユージが、夏の間、断食する理由が少しだけわかった気がした。

time : 14:37 | コメント (0) | Trackback (35)

2004年10月27日

麻布十番

麻布十番の知人宅に3日間滞在させていただいた。麻布十番商店街の中にあり、六本木ヒルズまで徒歩2分という便利さ。都会のど真ん中にありながら、商店街ですれ違う人が挨拶してくれるような庶民的な一面もみせる。私も、そんな麻布十番の魅力にどっぷりと浸かり、すっかり魅了されて軽井沢に帰ってきた。3日前の朝、屋根まで届く大きな楓が赤く色づいたのを確認して東京へ向かったのだが、帰ってきてみると、楓の葉はすべて落葉していた。リビング正面に構えるリョウブの葉もすべて無くなり、株立ちの枝だけがすくっと立っていた。六本木ヒルズの毛利庭園では、紫の萩の花が咲いていた。東京の街はまだまだ緑だ。東京は麻布十番に部屋を持ってみたいと思う。しかし、あくまでも本宅はここだ。知人は、東京タワーが見えると安堵するという。私は、この地の静寂に安堵する。

time : 21:10 | コメント (0) | Trackback (32)

2004年10月23日

生きている星で暮らす

小川山でクライミングを楽しむ。今日は旦那の知人とそのペットであるシバ犬も一緒だ。癒し系の人懐っこい犬で、犬と自然の岩場にいることを幸せに感じた。昼間は穏やかな陽気で紅葉も今がベスト。しかし、夕方から寒気の影響でぐっと冷えてきて、帽子を深々と被る。鼻は赤くなり、岩に触れれば手の感覚もなくなるような中でのクライミング。なかなか登れないでいると、「何が楽しくて岩に向かっているのだ」と思うのだが、再度モチベーションを高めてルートを攻略できた瞬間に、「私はまだまだいける」と楽しく感じてしまうのだ。本当にこの世界の魅力はわからない。先週に引き続き、私は11aグレード(左岸スラブのWAKAというルート)を完登!このグレードは2本目となり、小さな目標を確実にクリアしている感触を得られた。陽が沈むまでクライミングをして自宅に戻ったのは19:30。TVをつけ、新潟で震度6の地震が3度も起こっていたことを知った。台風による水害、今度は地震による家屋崩壊、道路の起伏....。いま地球は大きな活動期を迎えているのだろうか。生きている星の上で暮らすこと。その恩恵も怖さも感じる一日となった。

time : 20:26 | コメント (0) | Trackback (40)

2004年10月22日

短いサイクリング期間

今日は汗ばむ陽気になり、ご近所のYさんと旧軽へサイクリングにでかけることに。軽井沢というと、駅前から自転車をレンタルしてサイクリングを楽しむというイメージがあるが、自転車に乗れる期間は驚くほど短い。初夏と初秋の晴れた日のみである。先月には浅間山が噴火したので、マウンテンバイクに灰が被り一度も乗る気がしなかった。しかし、この晴天、この紅葉、車にばかり乗っていてはつまらない。久々の旧軽は観光客もまばらで静かな信州の町になりつつある。ドッグカフェというものが急増していて驚いた。

time : 18:09 | コメント (2) | Trackback (39)

2004年10月21日

林檎づくし

幸い、軽井沢では昨夜の台風の被害はほとんどなく、すがすがしい秋晴れとなる。
しかし、一日中洪水警報は消えなかった。雨量はすさまじかったのだ。農作物への被害は半端ではない。地球温暖化の影響で、大型の台風が発生しやすい状態なのだという。自然の前では無力な人間だが、その自然を変化させているのも人間。微力であってもエコな生活を送りたい。
夜、トンボの湯へ行く。今日はリンゴ湯の日で大賑わい。内湯いっぱいにリンゴが浮かんでいた。千秋、陽光、ジョナゴールドの3種だという。湯船に浸かるなりほっくりと幸せな気分になる。興奮状態の子供が入ってきて、リンゴを見てガブリとかぶりついていた。私も子供だったら、やってしまうかも...。それくらい、美味しそうな艶のあるリンゴだった。帰りの運転は旦那に頼むことにして、ハングリースポットでよなよなのリアルエールを飲む。信濃スイートとジョナゴールドが売られていたので買って帰る。「信濃スイート」というリンゴは初めてなので、早速食後に食べてみることに。包丁を入れるとサクッ、パリッとみずみずしさが伝わってくる。口に含むと、ほろ酔い気分が吹っ飛ぶくらい、ジューシーで甘さのある美味しいリンゴだった!まさにもぎたての味。信州に来てから、リンゴは皮つきのまま食べている。その方がはるかに美味しい。

time : 22:39 | コメント (0) | Trackback (41)

2004年10月20日

低気圧頭痛?

また台風が日本列島を襲撃している。しかも、今通過中の23号は今年一番の大きさらしい。
まるで川のような道路に置き去りにされた車の映像。とても同じ日本で起こっているとは思えない。今年は台風の被害が多すぎるのではないか。
接近するにつれて、どんどん頭痛がひどくなっている。私はここ数年で低気圧頭痛もちになってしまったようだ。あぁ、なんという鈍痛だろう。マグネシウムが効くというが本当なのか?自分の身体よりも、やはり台風の進路が気にかかる。雷まで鳴り出した。しかし、怖いのは暴風。我が家の唐松たち、頑張って耐えてください!

time : 19:52 | コメント (0) | Trackback (39)

2004年10月19日

借 景

冷たい雨の一日。
雨足が弱まると野鳥が勢いよく飛んできて、薪小屋に吊り下げたヒマワリの種をほおばっていく。薪小屋で雨宿りしている鳥もいる。良く見れば、薪についている虫も食べてくれているようである。これは嬉しい。薪小屋は、薪を最良な状態にしておく場所であるとともに、お隣さんとの目隠しも考えて建てたものだ。自分達でデザインして作ったので、完成まで1年くらいかかってしまった。私は、日本でも外国でも薪の積み重ねられた景観を魅力的に感じている。寒い地に行くと、薪はその家のエクステリアとなっている場合が多く、薪の割り方、積み方に主人の性格が垣間みえる。
この季節、庭によく訪れる鳥は、キビタキ、シジュウカラ、コゲラ、アカゲラ、逆立ちできるゴジュウカラなど。イカルやシメをここ数日見かけなくなった。なぜだろう。
家の前は道路を挟んで雑木林となっている。見上げれば唐松、その下には吊り花、猫柳、楓など様々な樹が群生している。我が家の庭は、まだ点々と中低木があるだけなので、リビングからはこの借景を眺めていることになる。ようやく唐松や楓が少し色付きはじめただろうか。家に引きこもりがちな冷たい雨の日は、外の景色を眺める時間が長い。それにしても、呆れるほど元気に飛び回る鳥たち。借景の映りこんだガラスに激突して脳震盪など起こさないように...。

借景

time : 15:19 | コメント (0) | Trackback (40)

2004年10月18日

星の町 臼田を歩く

昨日今日と穏やかに晴れている。
佐久病院に行く用があり、はじめて臼田駅から千曲川沿いを歩いてみる。千曲川にかかる橋を渡れば浅間山の全景を見渡すことができる。お隣の佐久市と並び、このあたりは空を遮るものが一切なく雲の動きがすべて見渡せる。「佐久平」とはよく名付けたものだ。汗ばむ陽気で薄手のニットの袖を捲る。
秋の空と風を全身で感じながらの散策はこの上なく気持ちがいい。ここ臼田町は日本で一番海に遠い場所であるらしい。直径64mにおよぶ東洋一のパラボナアンテナがあることでも有名だ。臼田宇宙観測所は、文部科学省宇宙科学研究所の付属施設で、日本における宇宙科学研究の中枢的機関。惑星や彗星のような天体に接近して観測を行うので、超遠距離にある探査機からの微弱な信号を受ける。都市雑音、妨害雑音などの妨害電波が少ない、大気がきれいな臼田の地が選ばれたそうだ。この景色を見ればなるほど納得。
臼田の町には、いたるところに馬肉屋さんがあった。内陸の信州と言えば馬刺しか。私の実家の近くには乗馬クラブがあって、美しい馬とは小さい頃から慣れ親しんできた。そんな動物を食べるのはちょっと気がひけていた。でも、大人になって食べてみたらけっこう美味しかった。やはり美しいものは美味しいのでしょうか。
仕事の関係で昨年からよく電車で小淵沢に通っていたのだが、小海線の車窓からの眺めには、毎回はっとさせられた。紅葉の季節もいいが、厳冬期もいい。凍てつく寒さの朝、野辺山駅で出会ったダイヤモンドダストの煌きは忘れられない。

time : 20:03 | コメント (0) | Trackback (37)

2004年10月16日

コンディション 4℃

6時に起床し小川山へ向かう。軽井沢を出発した時点で気温は4℃。到着した川上村も4℃である。天気予報は外れ厚い雲に覆われているが、雲の下には息をのむほどに素晴らしい紅葉が広がっている。
8:30だというのに既に沢山のクライマーたちで賑わい、皆一様にダウンジャケットを着込んでいるが、私はコットンの長袖Tシャツにパタゴニアのフリースベストという場違いな軽装。これくらいの寒さには洗礼されているのでまったく問題はない。ARIのメンバーと合流し、屋根岩2峰までのアプローチを歩く。歩いているうちに身体はポカポカと暖まっていく。湿度48%、気温4℃、岩のコンディションは1年で一番ベストな状態。ウォーミングアップでスラブをリードし、本命の11aグレードのDDTというルートにトライする。フリクションも最高に効いて2トライ目にして完登することができた!私にとって、このルートを攻略できたことは大きな一歩である。これをきっかけに更にモチベーションを高め、今年はいけるところまでいっておきたいところ。
夕陽が沈む直前まで思う存分にクライミングをして、軽井沢へ戻る。川上村からの帰路は、なだらかな八ヶ岳の稜線を望みながら...気分も高揚しているのでいつもの山が幾分綺麗に見えてくる。先日の寒気でこの山に積雪はなかったようだ。軽井沢は、朝出発した時と同じ4℃という気温だった。薪ストーブに火を入れて深い眠りにつくとしよう。

time : 20:18 | コメント (0) | Trackback (39)

2004年10月15日

西の陽

明け方に寒気が抜け、澄み渡る秋晴れ。日中は太陽が出たので家の中は暖まり快適そのもの。しかし、一歩外へ出れば頬に受ける風が冷たい。ここ最近では一番の冷え込みだったと思う。
この季節は西陽が美しい。16:30をまわったころ、黄色に色づいたニレケヤキの大樹にスポットライトがあたる。ススキもいっそう輝いて見える。ドラマティックに移ろう軽井沢の短い秋、私は陽を追いかけるように家中を移動して過ごしている。午前中は東に位置する仕事部屋、午後は南のリビング、夜は西陽で暖まったベッドへという具合に。いろいろ迷ったあげく、太陽と寄り添うプランに行き着いたのだけれど、正解だったと思っている。1つの家を日中独り占めするのは家人の特権?アップルパイでも焼かないと嫉妬されそうです。

輝くススキ 西日があたる

time : 16:42 | コメント (0) | Trackback (42)

2004年10月14日

実りのリース 最後の薔薇

日本海側に寒気の谷ができていて、今日の軽井沢は深々と冷えてきている。ここ数日は11月下旬のような寒さだろう。ここでも最低気温は2度まで下がるというから、1500m以上の高地ではうっすらと小雪が舞うかもしれない。薪をたくさん部屋に入れて、夕方からストーブに火を入れる。ほくほくとリビングが暖まったところで、玄関に飾るためのリースを作りはじめる。昨年はアケビのつるをベースに紫式部と赤い実。今年は、麦の穂を使いざっくりとした暖色系でまとめてみた。仕事部屋の正面にはナナカマドの樹があり、野鳥たちの絶好の止まり樹となっている。彼らは私の視線を気にせず自由奔放に飛び回る。既にまるまるとした冬毛を身にまとっている。庭では、イングリッシュローズ プリンスが今年最後の濃紫色のつぼみをつけていた。霜にやれないうちにカットし、ワイングラスに生ける。暖かい部屋でつぼみは一気に膨らんで、同時にシトラス&紅茶のような渋くて魅惑的な香りがふっと広がった。軽井沢に移住してから、毎年1本ずつイングリッシュローズを植えることにしている。現在は2本、まだ2年しかたっていない。

薔薇 リース作りました

time : 19:33 | コメント (0) | Trackback (36)

2004年10月12日

攻めのクライミング 始まる

昨夜から泊まっているH君を連れて、朝からクライミングに行く。
東京方面は雨のようなので、小川山をやめて群馬県の有笠へ車を走らせる。
軽井沢は県境に位置しているため、その日の天気によって、山梨方面か群馬方面かとエリアを選択できるのがありがたい。
自然の岩に触れるのは数年ぶりというH君だが、体脂肪率5%(つい最近までは3%!であった)の正真正銘のアスリート。これ以上ないというほど引き締まった身体はカッコイイの一言。ヒマラヤンに負けてはいられないと、私は本気モード全開で岩にとりついていく。これまでのトレーニングの成果あってか、いいホールドであれば、ウォーミングアップのように軽く登ることができるようになってきている。限界グレードのルートでは、核心部の極小ホールドを使いこなすことができなかったが、確実にステップアップしていることは確か。クライミングの本当の愉しみが実感できる日も近い!ロフトに取り付けたシュミレーターにぶるさがって、日々指力をつけることにしよう。自然の岩場で登れなくなる雪の季節も間近なので、地下にクライミングジムを作る計画も遂行しなければならない。雪が降るようになれば、アイスクライミングとスキー(今年はゲレンデを卒業してカービング山スキーの予定)にシフトし、油断しているとフリークライミングがおざなりになるので気は抜けない。これで私が I さんのように波乗りもやりたいなんて言い出したら、どうなってしまうのか。でも、それぞれのスポーツに共通点はあって無駄なことはないと思っている。あーあー、とにかく冬の前はやることいっぱい。スケジュールとのにらめっこあるのみ。

time : 19:06 | コメント (0) | Trackback (42)

2004年10月11日

ヒマラヤの青い空

3連休最終日の今日、やっと秋晴れになった。澄み渡る秋の空が心地よい。こんな日は外でランチを食べたいと旦那と行きつけのトレビアンまで歩いていくが、あいにくの休み。ちょっと気分を変えて無彩庵に行くことにする。無彩庵はエルミタージュ・ドゥ・タムラの2号店として今年7月、パリ祭の日にオープンした。レセプションパーティに行ったっきりなので、オープンしてから初めてとなる。アラカルトとランチコースがあるのだが、時間がない今日は季節のサラダとスモークサーモン、マダムから聞いていたフォアグラ丼、カレーをチョイス。サラダはタムラと同じような感じでとても美味しい。あとの2つはまあまあかな。スタッフの導線が1つしかないので、サービスが難しいだろうな。お客さんとスタッフの間が近すぎるなぁ。とか、どうしても空間の使い方が気になってしまった。もう少し細かいプランンニングが必要だったのでは。
夜、旦那の大学の後輩であるH君が泊まりにきた。彼は25歳でありながら数々のヒマラヤ登頂記録を持つアスリート(体脂肪率 5%)で、なんでも一昨日は日本山岳耐久レースに出場し、70kmあまりの山々をヘッドランプの灯りで縦走し12時間で完走。1500人中48位であったという。彼ほどの強靭なアスリートであっても48位。その上にまだ強豪がいるのかと思うとゾっとしてしまう。体にチップをつけて走り、ゴールと同時に賞状がプリントアウトされたという話が面白かった。今日はお兄さんの結婚式で軽井沢。ハードスケジュールのなかでの久々の再会。先日行ってきたばかりのスパンティークの写真などを見せてくれた。7000メートル級の高山が連なる景色は壮麗で、青い空が美しかった。高所登山は危険を伴うのでぜんぜん興味ないもん!と言い張る私だけれど、その空の色は本当に美しくて、一度くらいは行ってみたいという気にさせられた。夜のニュースで、名登山家の名塚秀二さんがヒマラヤの雪崩で他界したことを知った。より高く、より美しいものは時に牙をみせる。

time : 11:11 | コメント (0) | Trackback (36)

2004年10月10日

今秋初 ”私の炎”

今日は台風一過で秋晴れとはいかず、しとしとと冷たい雨の降る一日。17:30をまわって少しだけ肌寒いので1人で薪ストーブに火を入れる。薪ストーブの火入れは家で過ごすことの多い私の役目。2年間乾燥させた薪は非常に優秀。ダンボールの切れ端を着荷剤にしてあっという間に勢いよく炎をあげてくれる。夏の間は、リビングの中心にまるで仏壇のように鎮座する鋳鉄の塊であるが、冬になれば我が家の心臓(ハーツ)となる。火のまわりに自然と人が集まるのは、太古の昔から変わらない。
薪ストーブユーザーならわかると思うが、”これは俺の炎だ” ”私の炎よ”とまるでソムリエのようにうんちくを語りだして自慢したくなる時がある。避暑に訪れた友人に自分の炎をみてもらいたいと、決して寒くない夏の夜にストーブに火をつけてしまうこともある。

私の初焚き

そんな場面にでくわしたら、薪の醸す炎に完全に魅了されている炎の主と、どうか気長にお付き合いいただきたい。きっとウイスキーをご馳走してくれます。

time : 17:30 | コメント (0) | Trackback (40)

2004年10月09日

台風22号通過中

季節外れでありながら猛烈な勢力の台風22号が、日本列島を通過中の今日。三連休のスタートにふさわしくない悪天候で足止めをくらった人も多いだろう。今日は伊那のDLDでストーブ祭りが行われるようだが私も断念した。幸い、長野は暴風域を外れているようだ。雨は強いが、風はあまりない。今年は台風の当り年でなんど庭の両サイドの唐松を切ろうと思ったことか。台風通過の度に巨大な唐松がぐわーっと横にたなびく景色は心臓に悪い。唐松はこれから黄金色に紅葉する。今年はその紅葉を見納めしておさらばか・・・。昨年からだろうか、強力な低気圧が近づくとなんとなく体の調子が悪くなるようになった私。アルパインクライミング全盛期(25~26歳ころ)に酷使した膝が痛み出したり。天候が予測できるのはラッキーで野生的といえばそれまでだが、哀しい体の変化ではある。10月5日に型入れをしたマルセイユ石けんがいい感じに固まりつつある。いま仕事部屋はココアミントの香り。

time : 18:59 | コメント (0) | Trackback (47)

2004年10月06日

噴火に麻痺

今日は久々の秋晴れ!梅雨のような雨が続いたので朝からとても嬉しい。しかし、浅間山がまた噴煙を上げていて火薬のような臭いがしている。噴火レベルは依然として3を維持していて注意が必要という。9月1日は未体験の爆発音と空気の振動に驚き、その後の降灰に心底がっかりし、今ではときおり噴煙を上げる浅間山から火薬のような臭いが町に充満しても、「またか」と動じなくなっている自分がいる。慣れとはなんと怖いもの。
トンボの湯のサウナで汗を流す。10月21日(木)、28日(木)はりんご湯だと知る。冬至にはゆず湯となるが、りんご湯もいいなと思う。内湯に浮かぶ2000個のりんごは紅玉か、それともふじか。今日は昨日と打って変わってとても温かく過ごしやすい日。18:00をまわった今でも床温は25度と快適で、薪ストーブをつける必要もない。三寒四温を繰り返して、軽井沢はこれからぐっと秋めいてくるだろう。庭の唐松に絡んだツタウルシが所々紅葉していた。久しぶりに、ギャーギャーとムササビの鳴声が聞こえる。デッキに出てみよう。また白いマントが舞う姿を見ることができるかも。

time : 18:05 | コメント (0) | Trackback (40)

2004年10月03日

冷たい雨の日曜日 冬支度

一日中、冷たい雨が降り続いている。背中はひどい筋肉痛でプールでほぐしたいとは思うが、この寒さでは風邪をひきそうで・・・。結局、和室にまるい炬燵を出して読書。気がつけば夜。

炬燵も出してしまったことだし、今夜は肌の冬支度をするとしよう。標高1000メートルの強烈な冬の紫外線と乾燥に負けない保湿力抜群の冬用石けんを仕込む。石けん作りは、前田京子さんに影響を受けて2回挑戦している。料理をするのと同じ要領でキッチンで行う。これまで作ったのは、オリーブオイルだけのものと、4種のリッチなオイルを使用したもの。4週間以上の熟成期間を経て完成した石けんは、どちらも使い心地が最高で保湿力に富んでいる。体も顔も髪も1本のバーでOKという優れもので、使用しているオイルはすべて食用。まさか自分が石けんを仕込ようになるなど考えられなかったが、きっとこれからも様々なオイルで作りつづけると思う。今夜は、オリーブオイル、パームオイル、ココナッツオイルの3種を使用してルイ14世が好んだマルセイユ石けんに挑戦したい。

time : 18:07 | コメント (0) | Trackback (38)

2004年10月02日

川上村のロメインレタス

台風一過で雲ひとつない秋晴れのなか、小川山でクライミング&キャンプを楽しんできた。
自らの現時点での限界グレードに挑戦してきたので、疲労困憊。

10月1日(金)、これ以上ないという青空と静寂のなか、貸しきり状態のリバーサイドエリアにてアップ後、上部岸壁のルートにトライする。やはり、まだ実力以上のルートであることを痛感させられた。真っ赤な実をたわわにつけたナナカマドの大きな樹の下のキャンプサイトに戻ったのは16:30くらいだろうか。山々に囲まれた小川山は陽が沈むのが早い。明るいうちに食事の準備をして、薪に火をつけていく。アプローチで拾ってきた小枝は最近の雨で濡れているらしく火付きが悪く苦戦する。深々と冷えてくるのでフリースを羽織る。小布施ワイナリーのセゾン・ド・小布施(3ヶ月にわたって旬の食材とワインが宅配されるもの。3回目は赤ワイン、信州中野の巨峰、紅玉)で届いた、赤ワイン(ペールエフィス)を開けて乾杯。まずダッチオーブンで、今が旬のヒラタケとヤナギマツタケを炒めて食べる。ヤナギマツタケはしこしことした触感が素晴らしい。

小布施ワイン ロメインレタスの準備

息が白くなり、手袋が必要なほど寒くなってくる。こうなると肉を食べて体を温めるしかない!カルビとにんにくの芽をソテーし、川上村で栽培されている今年最後だろうと思われるロメインレタスをサンチュにして、コチュジャンをつけてほおばる。ここのロメインレタスは、ミルキーで本当においしい!もう普通のレタスなどどうでもよくなってくる。やはりその土地のものをそこで食べるのは最高だ。やっと薪に火がついて豪快に炎があがる。満天の星空が急に明るくなり、あれあれっ?と視線を横に移すと山の稜線から満月が顔をだしていた。ヘッドライトを消す。月明かりで行動できるほど明るくナナカマドの赤い実が夜空に浮かび上がった。

カルビとニンニクの芽を捲いて やはり焚き火です

お腹はいっぱいだが、筋肉の疲労回復のためまだまだ食べねばならぬ。ポークをソテーし、ガラムマサラで香り付け。山屋らしくジフィーズの五目御飯も食べ、コーヒーを何倍もおかわりして就寝。旦那はヒマラヤ対応の超リッチシュラフなので一度も目を覚まさなかった様子。私はダウン900でありながら何度か目を覚ましてしまった。けっこう冷えたようだ。

2日(土)朝、駐車場に次から次へと車がとめられていく。休日はこんなに混むものだったか。もはや平日クライマーと化しているので、人の多さに興ざめしてしまう。今日は屋根岩2峰と決め、紅葉のはじまりかけた小道を歩く。雑木林の足元を彩るリンドウ、ワレモコウが目を引いて歩調は自然とゆっくりに。岩場はすでに沢山のクライマーで賑わっていた。空いているスラブを登る。極小のスタンスにとまっていられるようになり嬉しくなる。そして、自身の限界グレードに何度も挑戦する。結果は、もう少しというところだったが可能性が感じられた。土曜日なので、同じクライミングの会の人にも会うことができた。自分の限界をどこまで上げることができるのか。沢山のクライマーの果敢な登攀姿を見て、私も上を上を目指していきたいと思った。この2日間は、最近の中で一番筋肉を使い、ムーヴを模索できた気がする。使いきらなかったのは精神力だろう。クライミングには、強靭な精神も必要だ。だから、面白いのかもしれない。

参考:小布施ワイナリー

time : 20:10 | コメント (2) | Trackback (35)