Studio Born Conduction
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Born Conduction Life in 軽井沢
生活のベースを軽井沢に移したら、一日をじっくりと生きるようになった。徒然なるままに感じた日々の記録。

2008年11月20日

カプチーノのような浅間山

7時の気温-4℃。リビングの温度計は17℃を指し、冬の到来を感じる朝だ。”ひのこ”が残っている薪ストーブに「薪を一本足そうかな?」と迷っているうちに、朝日がゆっくりと家の中に入ってきた。光は明るさだけでなく暖かさも運ぶ。今日のこの時間を照らす光に確かな手応えを感じて、薪を持つ手を下ろした。視線も、おのずと透き通る冬らしい青空へ。窓越しに眺める庭はごくごく薄っすらと雪化粧。それが浅間山からの吹き下ろしであることは、なんとなくわかった。水辺鉢の氷の端が朝日で融け始めたことに誰よりも早く気づいた一羽の鳥が、喉を潤しにやってきた。鳥の名はシメ...あぁ、いつの間にシベリアから渡ってきたのか。

08.11.20.雪化粧した庭にシメが来る.jpg


この気温にしては十分すぎるアイドリングを済ませた車で駅へ向かう途中、浅間山の全貌を眺めるポイントを通過する。昨日の午後から山はさぞ荒れているだろうと思っていたが、案の定 雪をまとっていた。寒々しい風貌のはずなのに、今日はなぜかそう感じられない。山全体が朝日を浴びて、火口からはモクモクと噴煙が上がり、裾野はまだ黒くて、それはまるで淹れたてのカプチーノのように温かな風景。

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2008年11月18日

歩いて 立ち止まって

軽井沢に、新蕎麦やボジョレー・ヌーヴォーの文字が溢れるようになると、いよいよ秋も終わり。降り止まぬ雨のように降っていた落葉松の葉も、今では本当に僅かになった。佐久からの帰り道に視界に飛び込んできた、黄金色に染まる離山も もう記憶の中。

08.11.15.秋の最後を飾る楓.jpg

自宅近くで、偶然目にした楓の老木。燃えるように赤く色づいた様に見惚れていたら、風が吹くなりザザーッと大量の葉を落としはじめた。こんなにドラマティックな光景が目の前で繰り広げられるなんて、まったく思ってもみなかった!春先にひっそりと咲くダンコウバイのように、その木が最も輝く一週間、いや一日がある。それは、車窓からでも自転車からでも気づくのは難しい。ゆっくりとこの足で歩くこと。そして、好きなだけ立ち止まることのようだ。

今夜は深々と冷える夜だ。冷え方が、今までとは違うことを身体は確かに感じ取っている。日が暮れてすぐ、落葉松のてっぺんでオーナメントのように瞬いていた星は、21:00を過ぎて雲の中へ。窓を開けてみると、風が小さな雪を運んできていた。東の空にはオリオン座。

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2008年11月14日

厳冬期を乗り切る 石けん

重い腰を上げて、ようやく臨んだ石けん作り。今回は、思い切って4種類の仕込みを無事に終えることができた。

08.11.14.日を浴びる石鹸.jpg

ベースとなるオイルのほとんどは、保湿成分グリセリンの含有率が飛びぬけて高いピュア・オリーブオイル。これに、アーモンドオイルやホホバオイルなどを贅沢に加え、冬の乾燥から肌を守る”頼もしい石けん”作りを試みている。香りづけのエッセンシャルオイルは最低限の分量(消費税以下)に抑えているが、ベースノート・ミドルノート・トップノートから選ぶよう心掛け、香りに奥深さを出すことを目標に頑張ってみた。

オイルと苛性ソーダを混ぜ合わせる”けん化”作業は、防護メガネにマスク、手袋といういでたちで ひたすら泡だて器を動かす(何とも怪しげな?)肉体労働。しかし、型入れ前に行う香りづけは気分もホッとして、まるで高貴な調香師になったような気分だ。これから約一ヶ月をかけて、4種類の石けんはじっくりと熟成していく。そして、私達とともに新しい年を迎えることになる。

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2008年11月13日

気の早い マグナム

08.11.13.マグナムボトル.jpg

信頼している酒屋さんにお願いしていたワインが届いた。毎度のことながら、丁寧な梱包に愛情を感じる。今回は赤ワインばかりの中に、一本だけマグナムボトルのスパークリングワインが入っている。ロワール生まれの彼女の出番は、年末。

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2008年11月11日

実家から 果樹の便り

08.11.11寒々しい朝.jpg

窓越しに眺める、今朝の空。葉っぱの僅かになったニレケヤキの枝に一羽の鳥が立ち止まる。それはまるで斬り絵のようで。もしかしたら、今日のような冬枯れの景色を見た人が、白と黒だけで空間を構成する”きりえ”なるものを生み出したのでは?と思えてきた。

こちらは、これほど寒々とした冬の一日になろうというのに、実家から届いた小包からは秋の恵みが溢れんばかり。檸檬、ゆず、柿...すべて庭に実る果物である。戸隠のザルの広げているうちに、雲の切れ間からなんとも嬉しいタイミングで太陽が顔を出してくれた。

08.11.11.実家から果樹のめぐみ.jpg

私が育った頃と今では、庭の様子はずいぶん変わっている。しかし、ここにある果物は当時からあったもの。「今年も、ちゃーんと実をつけたからね」手に取ると、そんな声が聞こえてきそう。

ひとつとして”大きな秋の果物”の実ること無い地に暮らして初めてわかる、温暖な地のありがたさ。果樹ってほんとうに素晴らしい!庭をお持ちの方はぜひ、実のなる木を植えて欲しいなと思う。
なぜって?そこには無限のストーリーが生まれるからです。

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